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2023年10月21日

ヴァナルガンド (二ホンピロルピナスの20) 10月20日近況情報~ 一口馬主 ノルマンディーOC出資馬



ヴァナルガンド

3歳 牡馬
父 シビルウォー
母 ニホンピロルピナス
母父 アドマイヤベガ
美浦 稲垣幸雄厩舎
生産 友田牧場

8月18日近況情報
(美浦トレセン)
須藤ステーブルで調整され、本日18日(金)に帰厩しました。馬体重471kg
須藤ステーブル担当者
「この中間も同様のメニューで進めていましたが、乗り込みを重ねるごとに馬が良くなってくるのが分かりました。ダートを走る牡馬と考えると、入場当初は線の細い部分がありましたからね。ここまで待った甲斐はあったと思いますよ。4回中山開催(9/09~)が目標とのことですが、トレセンでしっかり上げていける状態にあると思います」

9月1日近況情報
(美浦トレセン)
31日(木)にWコースで5ハロン68.8-53.4-38.7-12.1を単走で馬ナリに追い切りました。
稲垣幸雄調教師
「一本目の追い切りを消化してから、馬にピリッとしたところが出てきて、良い意味で雰囲気も変わってきましたね。まだ走りのバランスや手前の替え方などはぎこちなく映るものの、だいぶ体の緩さも締まってきている。この感じであれば、中山開催の二週目(9/16~18)から競馬を使っていけると思います。三日間開催でダ1800m戦が計3つ組まれていますし、そこに照準を合わせてしっかり仕上げていくつもり。鞍上は戸崎圭太騎手に声をかけています」

9月8日近況情報
(美浦トレセン)
6日(水)にPコースで5ハロンから0.9秒追走して併せ、68.8-53.3-39.0-11.2を強めに追い切りました。
稲垣幸雄調教師
「時計だけ見ればしっかり走れていますし、跨っての感触も悪くはありません。ただ、あまり暑い時期を得意としないタイプなのか、休養前に比べると息遣いや反応の面で少し物足りなさが残る現状です。デビュー当時からヴァナルガンドの稽古を付けさせてもらっているので、余計にそう感じてしまいますね。もう1、2本やればそのあたりも解消されてくるかもしれませんが、ちょっとまだ出走に向けてゴーサインを出すところまでは至っていない。もう少し状態を見極めたうえで、どこから使っていくか判断させてください」

9月14日近況情報
(美浦トレセン)
☆9/17(日)中山・3歳上1勝クラス(ダ1800m)戸崎圭太騎手
13日(水)にPコースで5ハロン66.5-51.5-37.8-11.8を単走で馬ナリに追い切りました。
稲垣幸雄調教師
「腰回りからトモにかけてまだしっかり踏ん張り切れないためか、稽古でもコーナーリングの際、やや外へ逃げる格好の走りになってしまいます。それでも先週に比べればだいぶ素軽さが出てきましたし、ようやく良い頃の状態に戻りつつある。仕上がりも及第点と判断できますので、今週の競馬に投票させていただきました。先手を奪うだけのスピードがあり、控える形となっても競馬できるのがこの馬の強み。多分に良化の余地を残すなかでも、実績からすれば1勝クラスでは断然上位の存在です。あとは久々の実戦でどれだけ鋭い反応を示せるかがカギとなるでしょう」

9月17日 レース結果
(中山競馬場) 馬体重462kg
★9/17(日)中山・3歳上1勝クラス(ダ1800m)戸崎圭太騎手 結果:優勝

稲垣幸雄調教師
「休み明けで+8kg。数字だけ見ても体はこれくらいでちょうどいいところですが、今週の追い切りでようやく中身が間に合った感じ。勝負どころで反応鋭く動けるか、その点だけ少し気にしながらレースを見守りました。前半主張する馬も居らず、途中までは自分のリズムで運ぶ形。ただ、向正面から丹内騎手が捲り気味に動いて行ったことで、レースの流れがガラッと変わっています。最後ゴール前は一瞬ヒヤッとさせられたものの、地力の差で押し切ってくれました。勝ち時計も優秀ですし、今日に関しては久々の競馬で、この特殊なペースを勝ち切れたことが大きい。能力的に上でも十分やれる馬だと思うので、今後が楽しみですね」


9月22日近況情報
(美浦トレセン)
★9/17(日)中山・3歳上1勝クラス(ダ1800m)戸崎圭太騎手 結果:優勝
この後はトレセン近郊の須藤ステーブルで調整することになり、明日23日(土)に移動予定です。
稲垣幸雄調教師
「今回は仕上がり八分の状態でしたが、これまで戦ってきた相手も違うので、恥ずかしい内容の競馬はさせられないというプレッシャーがありました。前半から主導権を握り、この馬のリズムで走れていたものの、途中から様相一変してペースが速くなりましたからね。瞬発力を生かすというよりも、長くいい脚が使えるのがヴァナルガンドの持ち味ですので、ああいった途中から急に前を追いかけていくような競馬はあまり得意としません。ここをしっかり勝ち切れたことが大きいですし、休み明けでもよく頑張ってくれたと思います。ただ、レース後はその反動からか、背腰からトモにかけてが強く張っており、顕著に疲れも出ている状態。一息入れて、次走は11/12(日)福島・福島放送賞(ダ1700m・混)を目標とさせてください」

9月29日近況情報
(須藤ステーブル)
先週23日(土)に須藤ステーブルに移動しました。馬体重470kg
担当者
「現在は馬場でダクとハッキングを4000mのメニューで調整中です。トモには使ったなりの疲れが感じられるため、まだ軽めのペースで乗っています。出掛けが一番疲れを感じるのですが、乗っていくとほぐれますし、大きな問題はなさそう。息遣いはレースを使う前より良いのですが、もっと良くなってきそうですし、まだ上積みがありそうな感じですよ」

10月6日近況情報
(須藤ステーブル)
先週23日(土)に須藤ステーブルに移動しました。馬体重477kg
担当者
「現在は馬場でダクとハッキングを4000mのメニューで調整中です。トモには使ったなりの疲れが感じられるため、まだ軽めのペースで乗っています。出掛けが一番疲れを感じるのですが、乗っていくとほぐれますし、大きな問題はなさそう。息遣いはレースを使う前より良いのですが、もっと良くなってきそうですし、まだ上積みがありそうな感じですよ」

10月13日近況情報
(美浦トレセン)
須藤ステーブルで調整され、12日(木)に帰厩しました。
稲垣幸雄調教師
「休み明け初戦からしっかり結果を出してくれましたが、前走はいまひとつまだ本来の調子に戻り切っていなかったように思えます。放牧先でヴァナルガンドを見ていても、ここにきてだいぶ体調面は上がっていますので、トモの踏ん張りや息遣いが今回どう変わってくるか。11/12(日)福島・福島放送賞(ダ1700m・混)を目標に進めていくつもりで、鞍上は短期免許で来日予定のホリードイル騎手に声をかけています。使っての上積みも見込めますし、クラスが上がっても能力的にヒケを取ることはないはずですよ」

10月20日近況情報
(美浦トレセン)
18日(水)にPコースで5ハロン72.1-56.2-41.6-11.9を単走で馬ナリに追い切りました。
稲垣幸雄調教師
「帰厩してこれが1本目の時計消化となります。やや夏負けした影響からか、前走時は息の入りが浅く、呼吸のリズムも割と速い印象でした。それに比べればだいぶ深い呼吸ができるようになってきましたし、一度使って心臓も良化が窺えるところ。ただ、ヴァナルガンドは本来もっと心拍数が低い馬で、トモの踏ん張りにも物足りなさを感じる現状です。予定している11/12(日)福島・福島放送賞(ダ1700m・混)には時間もまだありますので、レースまでに少しでも状態を上向かせられたらと思います」



お久しぶりです。かなり更新が滞っていましたが元気です。確かに本業が忙しいのもありましたが・・
宝塚記念が終わった頃でしょうか。フッと競馬や馬券から気持ちが離れてしまって、競馬中継なんかも全く興味が無くなっています。
これまで一口馬主に熱を入れていたのは、これといってすることがない長期出張中でしたが、今春からは地元に戻り、元々の趣味である愛車いじりに熱を入れてね・・。暫く手を掛けていなかった愛車の足回り・ボディ剛性補強等々・・先日も欲しかったADVAN RACINGのR6ホイールにスポーツタイヤを組んで購入と、愛車に半年で帯を軽く超えるくらい手を掛けていました。庶民ですから懐にも限界がありますし、競馬熱も冷めてしまったことから、今年の一次募集にも参加せず、先月9月一杯をもってシルクホースクラブは退会しています。残したのは庶民派クラブのノルマンディーオーナーズクラブ。ひと夏を越した "庶民派の星" ヴァナルガンドが2勝目を挙げています。(先程、新馬戦2着時の勝ち馬サンライズフレイムが4連勝でOPオータムリーフステークスを出遅れてブッコ抜いていましたね。久々の競馬中継観戦でした)
ヴァナルガンド。春はユニコーンステークスを目標に忙しく使われた感がありましたが、時間をかけて成長していってくれればと感じています。
さて間もなくノルマンディーオーナーズクラブの1歳馬募集。どうしましょうか・・多分申し込まないと思いますが・・少しだけ悩んでみますかね。
一口を辞めようか悩んでいるあなた。『俺はこの馬を持ってる』 なんて自慢・・外の世界から眺めれば、結構どうでもいいこと。辞めるときの勇気ってやつも必要ですよ。ではまた!


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2023年05月28日

ヴァナルガンド (二ホンピロルピナスの20) 5月28日レース結果~ 一口馬主 ノルマンディーOC出資馬



ヴァナルガンド

3歳 牡馬
父 シビルウォー
母 ニホンピロルピナス
母父 アドマイヤベガ
美浦 稲垣幸雄厩舎
生産 友田牧場

5月6日 レース後コメント
稲垣幸雄調教師
「ゲートのなかで少しソワソワしてしまい、後扉にもたれかかったタイミングでスタートが切られてしまいました。これまで揉まれた経験がなく、ヴァナルガンドにとってはまともにキックバックを受けるのも今日が初めての経験だったため、道中思いのほか進みが悪かったです。直線最後は外へ持ち出して脚を使っているものの、四角あの位置からでは万事休す。苦い結果となってしまい申し訳ありません。ジョッキーは『今日はスミマセンでした。このクラスを勝てる能力は持っているし、一度芝を試してみてもいい』とコメントしていました。週明けの状態など見て、また今後の方針など相談させてください」

5月12日近況
(美浦トレセン)
稲垣幸雄調教師
「ウィークポイントである左トモに若干疲れは感じられるものの、レース後もとりわけ大きなダメージは見られません。昨日からまた角馬場で立ち上げ始めており、このまま続戦していく予定です。今後の方向性についてクラブサイドとも話し合いをしたところ、芝を試すのはもう少し先でもいいのではという結論に至りました。前走が完敗の内容であれば、それも選択肢に入れていいのかもしれませんが、スタートで出遅れて持ち味をまったく発揮できなかったですからね。正直、参考外の競馬と思っています。状態的には中二週あれば理想なので、次走は5/28(日)東京・3歳1勝クラス(ダ1600m・混)を予定させてください」

5月19日近況
(美浦トレセン)
稲垣幸雄調教師
18日(木)にWコースで5ハロン70.9-55.1-40.1-12.1を単走で馬ナリに追い切りました。「腰回りにまだ若干疲れは残っているものの、先週よりだいぶ回復しており、問題なくレースに向かっていける状態だと思います。馬も少し大人びてきて、必要以上にテンションが高くなることはありませんし、ここからまた上向いてきそうな雰囲気も感じ取っているところ。前走は参考外の競馬と捉えているので、しっかり巻き返したいですね。来週5/28(日)東京・3歳1勝クラス(ダ1600m・混)をC.ルメール騎手で予定しています」

5月25日近況
(美浦トレセン)
稲垣幸雄調教師
24日(水)にWコースで5ハロンから1.1秒先行して併せ、71.0-55.6-40.4-12.2を馬ナリに追い切りました。「俊敏な反応は示せているものの、腰回りに力が付き切っていない分、加速するまでがまだスムーズではありません。それでも追い切りは併せた2頭を圧倒するくらいの勢いで、先週に比べて動きも一段シャープさが増している印象を受けます。前回からの間隔が詰まっている分、速い時計は出していませんが、柔らかみも出てきて状態面良好。上積みも十分感じられますし、いいデキでレースに臨むことができますね。前走はスタートで遅れて流れに乗れず、レースに行って経験の浅さがもろに出てしまう内容でした。けっして力負けとは思っていないので、ここでまたいい競馬をしてくれると期待しています」

5月28日 レース結果
5/28(日)東京・3歳1勝クラス(ダ1600m・混)C.ルメール騎手 2着

未勝利戦の勝利騎手C.ルメール騎手を鞍上に迎え期待していましたが、パドックでヴァナルガンドと共に良く見えたボールドゾーンの2着でした。6日の前走からマイナス6キロと馬体重を減らしていたヴァナルガンドですが、中2週でしたしそんななかでも良く頑張ってくれたと思います。相手強化の分、追走に苦労しているようにも見えましたが、前走のハイペースを経験したこともあり、自身の走破時計を短縮してきたのは立派で褒めてあげたいですね。
前回も書きましたが、ヴァナルガンドはまだ成長段階ですし、これでユニコーンステークスにははっきり間に合わないですから、一旦馬体を膨らませるべく成長を促す期間を設けてあげたいところです。パドックを眺めていて、気配は良くともダート馬としてやはりもう少し馬格が欲しいところです。

東京優駿 日本ダービー
人気でも ◎ソールオリエンス
素晴らしいレースを期待しています。


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Posted by 函館レーシングクラブ代表 at 13:11GⅠ予想一口馬主全般【ノルマンディーOC】ヴァナルガンド

2023年05月06日

ヴァナルガンド (二ホンピロルピナスの20) 5月6日レース結果~ 一口馬主 ノルマンディーOC出資馬



ヴァナルガンド

3歳 牡馬
父 シビルウォー
母 ニホンピロルピナス
母父 アドマイヤベガ
美浦 稲垣幸雄厩舎
生産 友田牧場

2月24日近況
(美浦トレセン)
稲垣幸雄調教師
「先週はありがとうございました。レース後も馬体や脚元に大きなダメージは見られません。まだ追い切りを実施した後など、午後に右前球節がモヤつくこともあるヴァナルガンドですが、今回は週明けむしろ脚元の状態がスッキリしています。昨日から跨ってみてもまったく問題はないので、続戦していくかここで一息入れるか検討しているところです。無理してまで競馬を使うつもりはありませんが、もう少し在厩のまま様子を見させてください」

3月3日近況
(美浦トレセン)
稲垣幸雄調教師
3月1日(水)に坂路コースで4ハロン58.7-42.4-27.4-13.1を単走で馬ナリに追い切りました。「昨日軽めに時計を出しましたが、状態は良い意味で前走時と変わりありません。脚元に関しても落ち着いているので、このまま続戦予定とし、来週3/12(日)中山・3歳1勝クラス(ダ1800m)に戸崎騎手で向かわせてください。デビュー戦で跨った瑠星、前走のルメールともに『距離は1800mまでなら持ちそう』と口にしている。この距離をこなせれば3歳ダートの重賞戦線でも目標が立てやすくなり、今後に向けて視野も広がってきますからね。引き続きしっかり態勢を整えてレースに臨みます」

3月9日近況
(美浦トレセン)
稲垣幸雄調教師
8日(水)にWコースで6ハロン85.0-68.6-53.7-38.3-11.6を単走で馬ナリに追い切りました。「追い切りは単走でも、前に馬を置いてそれを追いかける形。併せるつもりはなかったのですが、楽々と前に追いついてしまう内容でした。ペースを上げてからやや腰の回転が小さかったものの、折り合い面は凄くスムーズでしたし、全体的に動きがシャープ。終いまでしっかり反応できていましたから、今回もいい状態でレースに臨めます。レースを使いながら、脚元の状態もだいぶスッキリしてきました。中山ダ1800mの条件もそう苦にするイメージはありません。昇級してメンバーが格段に強くなるので、あとはどれだけやれるかですね」

3月12日近況
(中山競馬場)
3/12(日)中山・3歳1勝クラス(ダ1800m)戸崎圭太騎手 結果2着
稲垣幸雄調教師
「道中ある程度ペースも流れているなかで、こういった控える形でしっかり折り合いが付いていた点は収穫です。距離も1800mまでなら問題なくこなせることが分かりました。まだ腰回りに力が付き切っていない分、直線加速するまでに少し時間を要しましたね。あの場面もこれから体がしっかりしてくれば、もう少しシュッと反応できるようになると思います。ゴールの瞬間はジョッキーも前へ出ているのですが、勝ち馬にサイズの差だけ負けてしまった。着差が着差だけに残したかったですし、この2着は悔しすぎる。時計も速く、昇級初戦から悪くない内容の競馬をしてくれたと思います」

非常に悔しいハナ差でした。前走未勝利勝ち時の鞍上C.ルメール騎手騎乗のフェブランシェに終始マークされて、ゴール寸前に交わされました。決勝写真を見ても、勝ち馬フェブランシェの馬体に隠れてしまうほどの馬格差(馬体重では64キロ差)。前走でヴァナルガンドの能力を認めたからこその大名マークでしょうか。それでもカトレアステークスでコンティノアールの0.1秒差2着だったミラーオブマインドには先着していますし、逃げずに番手の競馬も経験しましたし、時計的にも評価できる競馬内容だったと感じています。

3月17日近況
(美浦トレセン)
稲垣幸雄調教師
「スタートからルメールさんに徹底マークされてしまいましたが、速い流れをしっかり折り合って、正攻法の競馬で一旦は抜け出している。時計的にもよく頑張って走れていますし、このクラスでも十分やっていける力は示してくれました。昨日、今朝と軽く跨ってみたのですが、レース後も脚元含め特に異常はありません。それでもさすがに今回は腰に疲れが残っている状態で、雰囲気も多少ピリピリしている。ゲート試験からここまでノンストップで使わせてもらいましたので、一息入れてまた東京開催を目標にしていきたいと思います」

3月24日近況
(須藤ステーブル)
担当者
「現在は馬場でダクとハッキングを4000m(上限20秒ペース)のメニューで調整中です。少しトモに緩さを感じますが、大きな問題はなく乗り運動ができています。現状のパフォーマンスでも十分に上のクラスでやっていけそうですが、トモから腰回りがしっかりしてきたら、更に期待が膨らみますね。このまま馬の状態を見ながらペースを上げていきます」 馬体重:470kg


3月31日近況
(須藤ステーブル)
担当者
「現在は馬場でダクとハッキングを4000m(20秒ペース)のメニューで調整中です。トモの緩さがいくらか解消されてきた感じがあります。順調に進められており、こちらの環境にも慣れてきたのでしょう。東京開催が目標とのことで、どんな状態で送り出せるか、今から非常に楽しみです」 馬体重:476kg

4月7日近況
(美浦トレセン)
須藤ステーブルで調整され、6日(木)に帰厩しています。
稲垣幸雄調教師
「帰厩してまだ角馬場を軽めに乗ったばかりですが、いい具合に雰囲気は落ち着いていますね。競馬に行って前走ややテンションが危なっかしく感じられたので、程よくガス抜きできた点は良かった。今朝の段階では腰回りの疲れなんかも抜けている印象を受けましたし、ここから一ヶ月かけてじっくり乗り込んでいくつもりです。次走は5/06(土)東京・3歳1勝クラス(ダ1600m)をD.レーン騎手で予定しています」

4月14日近況
(美浦トレセン)
12日(水)に坂路コースで4ハロン55.3-40.3-26.3-13.1を単走で馬ナリに追い切りました。
稲垣幸雄調教師
「一息入った分まだ前後のバランスがぎこちなく、腰回りの硬さなどをほぐす意味合いから、今週は坂路主体で調整を行いました。終いを伸ばそうとした際、まだ体をうまく使い切れずに走っていましたし、ここからじっくりゆっくり長目を乗りながら上げていくつもりです。テンションに関しても、休ませていくらか落ち着いてきてはいるものの、普段から発汗が目立ち力んでいるのは目につく状況。今回はあまり精神的に追い込まず、中身だけ整えてレースまで持っていきましょう。ヴァナルガンドの場合、脚元がまだ枯れ切っておらず、追い切った後などは球節周りがモヤつくことも少なくありません。パンとしてくればもっとパフォーマンスを発揮できるようになるはずですし、その素質を摘まぬよう慎重にやっていきます」

4月21日近況
(美浦トレセン)
19日(水)にWコースで5ハロンから0.9秒追走して併せ、67.2-52.4-38.2-11.5を馬ナリに追い切りました。
稲垣幸雄調教師
「先週より一段負荷を強めて調整していますが、中間も順調そのもの。緩んでいたトモがだいぶカチッとしてきましたし、ようやく前後がつながって走りのバランスも良くなっている。息の入りから心肺機能が向上しているのも分かります。ひとつ課題を挙げるならばまだ反応の割にシュッと動けていない点なので、もっとスムーズにギアを上げられるよう、後ろを重点的に強化させていきたい。予定している5/06(土)東京・3歳1勝クラス(ダ1600m)に向けて、ここから徐々にピッチを上げていきます」

4月28日近況
(美浦トレセン)
23日(日)に坂路コースで4ハロン61.7-45.1-29.9-14.7を単走で馬ナリに追われ、26日(水)にはWコースで6ハロンから2.0秒追走して併せ、81.5-65.2-51.7-37.3-11.7を馬ナリに追い切りました。
稲垣幸雄調教師
「レースの一週前となるため、水曜日はある程度強い負荷を掛けて追い切りを消化しています。10馬身近く前を走る僚馬を目標に進めていき、少し内目を回ったとはいえ、あっという間に相手に並びかける内容。もう少しシュッと反応できれば尚のこといいですが、加速してからは鋭い伸び脚でグングン前へ推進できました。求めるものが高いがゆえ、どうしてもまだ物足りなさを感じてしまいますが、競馬に行けばしっかり動けるタイプですからね。仕上がりは悪くありませんし、次もまた良いパフォーマンスをレースで発揮してくれると思います。来週5/06(土)東京・3歳1勝クラス(ダ1600m)をD.レーン騎手で予定しています」

5月4日近況
(美浦トレセン)
5/06(土)東京・3歳1勝クラス(ダ1600m)D.レーン騎手

4月29日(土)に坂路コースで4ハロン54.2-39.3-25.7-12.7を単走で馬ナリに追われ、今月3日(水)にはWコースで5ハロン69.2-54.1-39.3-11.9を単走で馬ナリに追い切りました。
稲垣幸雄調教師
「先週びっしり負荷を掛けているため、当該週は動きの確認とフォームの微修正にとどめた内容で追い切っています。前肢を地面に叩きつけるような走法でパワフルな動きをしていますが、相変わらず追ってから加速するまでに少々時間がかかっている。腰回りにまだ力が付き切っていないため致し方ないものの、しっかり反応はしているだけにもどかしいですね。それでも追い切りを重ねるごとに中身が上向いてきていますし、一旦休みを挟んで馬のテンションにも落ち着きが見られます。ここを突破できるようなら重賞へという話も出てくるはず。今回も好勝負を期待しています」
(写真・情報はノルマンディーオーナーズHP掲載のものであり、当ブログは転載の許可を頂戴しています)

5月6日 レース結果
(東京競馬場)
5/06(土)東京・3歳1勝クラス(ダ1600m)D.レーン騎手 4着

ヴァナルガンドの4戦目は、出負けして中団後方からの追走~直線では脚を使うも4着までという競馬でした。ここで2つ目を勝ってユニコーンステークスへという夢を見ていましたが、互角に出ていてもエンデュミオンの半弟・勝ち馬ブライアンセンスには敵わなかったでしょうし、あっても2着馬ブレイゼストにどこまで迫れたかといった感触です。プラス馬体重を期待していましたが、今日のパドックでの馬体や競馬内容、そして時計面からも、また時間を掛けて成長してくれればといった印象を受けました。それでも3~4コーナーでは風下の影響もあり、もろに砂を被る状況でもしっかり競馬をしてくれたことは良い経験にもなったでしょうし、そこはヴァナルガンドを褒めてあげたいですね。
半兄二ホンピロアワーズ、父シビルウォーも本格化したのは3歳の夏以降ですし、稲垣調教師のコメントにもあるように、まだ成長段階であるヴァナルガンドの今後の成長を見守りたいと思います。



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