
2025年05月17日
レヴァンテシチー (ビヴァレッジクイーンの22) 一口馬主 友駿ホースクラブ愛馬会出資馬紹介
レヴァンテシチー

2歳 牡馬
父 ルヴァンスレーヴ
母 ビヴァレッジクイーン
母父 Indygo Shiner
栗東 佐々木晶三厩舎
生産 野坂牧場
2022年4月16日生
4月15日 近況情報
浦河の日進牧場で育成中。
場長
「BTCの屋内600mのダートトラックで2000-2400mを乗り込んでいます。ペースはハロン20秒くらいで進めていますが、先月下旬から坂路も入れ始めハロン18-18で登坂しています。動きはしっかりとしており今のところ癖もありません。馬体は見た目には変わりませんが、環境の変化と調教量が増えてきたので体重の増減が見られます。しかし体力は付いてきていますのでこれから暖かくなってくれば成長が見られると思います。体に変化のある時期でもありますので焦らずあまり詰め込まないように進めていきたいと考えています。先月下旬から屋外の直線ダートコースも利用できるようになりましたので、状態を見ながら調教を進めていきたいと思います」
馬体重462キロ。
5月10日 近況情報
浦河の日進牧場で育成中。
場長
「BTCで600mのダートトラックを1500-2000m、直線1600mのダートコースをハロン18-17のペースで乗り込んでいます。また坂路は週2回入れていますが1回は3F16-16-15秒のピッチで登坂しています。先月調教師が動きと馬体の確認に来られましたが、その時に移動の時期について話をしました。現状では夏くらいには移せるのではないかとお伝えしましたが、その頃には今以上に心身ともに良化が見られると思います。体はペースが上がっても見た目には変わりなく毛艶も良好です。気性も扱いやすく素直なので順調に調教が進められると思います」
馬体重459キロ。
5月22日 近況情報
浦河の日進牧場で育成中。
場長
「引き続きBTCで600mのダートトラックを1500-2000m、直線1600mのダートコースでハロン18-17のペースで乗り込んでいます。また坂路は週2回入れていますがピッチを上げて3F15-15を行っています。しっかりと走れておりこれといって特に癖もないので問題なく進められています。気性面では父がルヴァンスレーヴということもありまったく煩くないわけではありませんが、今のところ大人しく許容範囲です。以前入場した時は脚元が浮腫んだり弱い面がありましたが、今はだいぶしっかりしてきました」
馬体重459キロ。
6月3日 近況情報
浦河の日進牧場で育成中。
場長
「BTCで600mのダートトラックを1500-2000m、直線1600mのダートコースでハロン18-17のペースで乗り込んでいます。また坂路は引き続き週2回3F15-15で登坂しています。回数を重ねるごとに手応えも徐々に良くなってきているような印象です。馬体は先月より成長しており体重も着実に増えてきています。このまま順調にいけば8月のお盆過ぎあたりの移動を目標に進めていきたいと考えています。体質面も以前に比べてしっかりとしてきていますので、今後も良い状態を維持しながら稽古を行っていきたいと思います」
馬体重466キロ。

6月11日 近況情報
浦河の日進牧場で育成中。
場長
「引き続きBTCで600mのダートトラックを1500-2000m、直線1600mのダートコースでハロン18-17のペースで乗り込んでいます。坂路では週2回3F15-15で登坂していますが他馬と比べても遜色なく動けています。だいぶ力を付けてきているように感じますが、この夏を超せばさらに良くなってくると思いますので、速いところを交えながらじっくりと乗っていきたいと考えています。調教師も時折馬体確認を行っていますが現状で気になるところはないとのことです」
馬体重466キロ。
6月18日 近況情報
浦河の日進牧場で育成中。
場長「600mのダートトラックと直線1600mのダートコース、坂路を併用して調教を進めています。引き続き坂路では週2回15-15を消化しており順調に乗り込んでいます。速いところをコンスタントに乗れるようになってから以前のような弱い面も解消され状態もしっかりとしてきています。飼い葉食いも良く体調面も心配なさそうです。このまま順調に乗り込んでいければ8月後半以降にトレセン近郊へ移動できると思います」
馬体重466キロ。

6月24日 近況情報
浦河の日進牧場で育成中。場長
「引き続き600mのダートトラック、直線1600mのダートコースと坂路を併用して調教を進めています。坂路では週2回15-15を消化していますが、動きが良化してからは何ら問題なく順調に推移しています。以前は幼いところが見られましたが、精神的にも落ち着きが出ており成長が窺えます。馬体は筋肉が付いてしっかりとしてきたよう感じます。移動は暑い時期ですのでその辺りの状況を見て判断したほうが良さそうです。予定通りならあと2ヵ月程度の調整となりますので、いつ声がかかってもいいように態勢を整えます」
馬体重466キロ。
7月1日 近況情報
浦河の日進牧場で育成中。
佐々木晶三調教師
「牧場からの報告では坂路に入れて週2回速いところをコンスタントに乗られているようです。気性面も以前に比べると成長して落ち着きが出ているようです。このまま順調にいけば夏を過ぎた頃に移動も可能かと思いますが、今年は暑さも厳しくなりそうですので、あまり暑くなって夏負けを起こしてもいけないので場合によってはある程度涼しくなってからトレセン近郊に運んだ方がいいかもしれません。そのあたりは今後の状況を見て判断します」
馬体重467キロ。
7月8日 近況情報
浦河の日進牧場で育成中。
場長
「600mのダートトラックと直線のダートコース、坂路を併用して調教を進めています。坂路では引き続き週2回15-15を行っており動きは良好です。馬体は見た目にもメリハリが付いてしっかりとしてきました。調教師は移動についてはこれから暑くなるので無理をして夏負けを起こしてもいけないので、来月後半頃にトレセン近郊に移すことになりそうとのことでした。こちらも暑さのせいかアブが多くストレスになっていますので、あまり酷いようならメニューを考えたいと思います」
馬体重467キロ。

7月17日 近況情報
浦河の日進牧場で育成中。
場長
「引き続き、600mのダートトラックと直線のダートコース、坂路を併用して調教を進めています。坂路では週2回15-15を行っていますが前より動きがしっかりとしたように感じます。まだ本格的な暑さにはなっていませんがその中でも夏負けを起こす馬がいます。しかしレヴァンテは暑さにも疲れは見せずに頑張っています。日が経つごとに状態も上向いてきているようですのでこの夏を越せば、心身ともに良化が窺えると思います」
馬体重470キロ。
7月29日 近況情報
浦河の日進牧場で育成中。
場長
「先週あたりはわりと涼しかったので屋外のコースを利用しながら調教を行いました。今週辺りも過ごしやすそうなので直線ダートコースも入れながら調整したいと思います。坂路では15-15を行っていますが余裕ある動きを見せ着実に良くなってきているようです。馬体は見た目にも逞しくなっており体重も増加しています。今のところアブはそれほど多く出ていませんが、気になるようなら早めの時間で稽古を行いたいと考えています」
馬体重476キロ。
8月5日 近況情報
浦河の日進牧場で育成中。
場長
「先週は週明けの天候が悪く屋内での稽古となりましたが、その後は屋外のコースも利用しながら調教を行っています。坂路では引き続き3F15-15で登坂していますが、動きに余裕があり元気いっぱいで順調そのものです。馬体も成長して気になるところはなくいい感じにきています。この状態であればトレセン近郊への移動も問題ありませんが、まだ暑さが厳しいようですのでもう少し涼しくなってからのほうが良さそうです」
馬体重476キロ。
8月13日 近況情報
浦河の日進牧場で育成中。
佐々木晶三調教師
「牧場から連絡をもらっていますが、順調に乗り込まれ坂路でも速いところをコンスタントに行っています。体も成長してだいぶ立派になっているようです。この状態であればトレセン近郊に移動して入厩に備えても問題ありませんが、まだ暑さが厳しく無理をして夏負けでも起こしてもいけないのでもう少し涼しくなるまでBTCで調整します。来月中旬頃になれば暑さもひと段落つくと思いますので、その時点で直接トレセンに入れたいと考えています」
馬体重476キロ。
友駿ホースクラブピンポイント再入会の2頭目です。こちらビヴァレッジクイーンの22も、以前退会した時に数口放棄しており、これも血統馬の買い戻し。ひとつだけ気になっていた後肢の繋ぎのクッションが理想よりかなり深く、柔らかすぎる部分ではあったのですが、ここまで大きな問題がなく進めてこれていることと、父 ルヴァンスレーヴの歩様を見て、スッと腑に落ちました。他クラブで持っていたリアグラシアの上等な母系でもありますし、なによりもこの母系の血を辿っていくと、Reviewerの血が流れています。岡田繫幸氏が愛してやまなかったあの名馬ラフィアンの父であります。
タップダンスシチー、オペラシチーなど、これまで友駿の数々の名馬を管理してきた佐々木晶三調教師へ、クラブとして最後の預託馬となるのでしょうか。そういった男意気をも含めての買い戻し出資。正直、歩様・馬体は個人的に好みとは違いますが血統・厩舎でというところ。それでも圧巻のデビュー戦からヒヤシンスS,ユニコーンSそして東京ダービーを制したラムジェットが在厩する環境で、英才教育を施されて立派な競走馬に育って欲しいと願っています。
※※
お久しぶりです。
上はレーヌドフルールと同時期に準備していたものです。あれから所属会社含め、環境もガラッと変わってバタついておりました。ボス、リッキーの後釜となる愛犬ロイも迎えて楽しく暮らしています。
レヴァンテシチーは明日2戦目を迎えます。人気の無かった初戦で決めて欲しかったのが本音ですが頑張ってもらいましょう。
先程、ベルイストワールがようやく2勝目を挙げてくれました。同志の皆様おめでとうございます。
また機会があれば更新します。
2024年07月05日
レーヌドフルール(フルールシチーの22)~一口馬主 友駿ホースクラブ愛馬会出資馬紹介
レーヌドフルール

2歳 牝馬
父 モーリス
母 フルールシチー
母父 サクラバクシンオー
栗東 西園正都厩舎
生産 日高大洋牧場
2022年2月8日生
4月15日 近況情報
浦河の武田ステーブルで育成中。
場長
「屋内600mのダートトラックと坂路を併用して調教を進めていましたが、先月下旬から屋外の直線ダートコースが利用できるようになりましたのでそちらをメインにしています。坂路はダートコースの調教量を見ながら週2、3回で調整しています。そのうち1回はハロン15-14秒で登坂していますが、相変わらずいい感じで動けています。ただピッチが上がるとテンションも上がってしまうのでそのあたりの状況を見ながら調整しています。屋外の馬場を利用できるようなってからは屋内の閉鎖的な環境よりリラックスして走れており調整がしやすくなっています。体も先月より体重が大幅に増えてメリハリも出ています。今後は直線ダートコースで15-15を長目に延ばしていく予定です」
馬体重498キロ。
5月8日 近況情報
先週の金曜日にチャンピオンヒルズへ入場しました。
武田ステーブル場長
「600mのダートトラックで3200mと直線1600mのダートコースでハロン17秒のペースで乗り込んでいます。坂路は週3回入れていますが1回はハロン14秒のピッチで登坂しています。また入厩後のゲート試験に備えて前後の扉を閉めて稽古を行って中立させていますが問題ありません。調教師からチャンピオンヒルズへ移動したいと連絡がありましたので、体力も付き動きもスムーズなので問題ありませんとお伝えしました。こちらでは基礎体力などをしっかり付けてきましたので、移動後はトレセンの稽古に耐えられるように調整してもらいたいと思います」
チャンピオンヒルズ厩舎長
「入場後に馬体確認を行いましたが、大きな疲れはないのですでに跨っています。今後は様子を見ながら調教を進めていきます。到着時の馬体重は490キロでマイナス10キロとなっています」
5月22日 近況情報
チャンピオンヒルズで調整中。
厩舎長
「周回コースで1000m乗り込み、ウッドとダートの坂路コースを併用しながら調教を進めています。ペースはダートではハロン17秒で進め、ウッドでは回数を週2本に増やして終いをハロン15秒で登坂しています。速いところにも対応しておりしっかりと走れています。気性面も大きな問題はなく稽古に臨めていますので、今後は様子を見ながら徐々にペースアップを図っていきたいと考えています。馬体は体重が増加傾向にありますので北海道にいた頃のような体になってくると思います。まだ調教師が馬体確認を行っていませんが、近々見に来られると思います」
馬体重495キロ。
6月3日 近況情報
チャンピオンヒルズで調整中。
厩舎長
「引き続き周回コースをハッキングキャンターで1000m乗り込み、ウッドとダートの坂路コースを併用しながら調教を進めています。ペースはダートではハロン17秒で進め、ウッドでは3F15-15で稽古を行っています。気のある馬なのでキビキビと走れており手応えは良好です。馬体は毛艶が今一つも体は締まってきておりいい感じになっています。今後の状態次第ではトレセンに入れるようになるかもしれませんので、体力の強化を図りながら乗っていきたいと思います」
馬体重490キロ。

6月11日 近況情報
チャンピオンヒルズで調整中。
厩舎長「周回コースをハッキングキャンターで1000m乗り込み、ウッドとダートの坂路コースを併用しながら調教を進めています。ペースはウッドの坂路で終い1F14秒まで上げて稽古を行っています。ピッチは上がっていますが集中力があり、相変わらずキビキビとした走りで登坂できています。馬体も張りが良くなってきていますがまだ良化の余地を残していますので、もう一回りコンディションを上げながら乗っていきたいと思います」
馬体重492キロ。
6月18日 近況情報
チャンピオンヒルズで調整中。
厩舎長「引き続き周回コースを1000m、ウッドとダートの坂路コースで順調に調教を行っています。ペースについてはウッドの坂路で週2回終い2F14-14で登坂しており、全体時計では59-60秒となっています。適度に気合も入り終点までしっかりと動けています。体調面も良さそうで毛艶も良好です。まだ暑さは本格的ではありませんが、これから梅雨に入りその後暑さが厳しくなってくると思いますので、そこで疲れなどが出なければ入厩の話も出てくるかと思います」
馬体重492キロ。

6月24日 近況情報
チャンピオンヒルズで調整中。
厩舎長「周回コースをハッキングキャンターで1000m乗り込み、週4-5本ウッドの坂路で登坂していますがそのうち2回は全体時計4F59-60秒で調教を行っています。ペースは14-13と15-14となっていますが、ジワジワと力強いフットワークになってきました。馬体は変わりなく張り艶が良く飼い葉食いも良好で体調の良さが窺えます。梅雨に入り暑さもひと段落していますので、今後の酷暑に備えて今のうちに体力の強化を図っていきます」
馬体重493キロ。
7月1日 近況情報
先週6月29日にトレセンに入厩しました。
西園正都調教師
「牧場に状態を確認したところ、坂路で時計を入れて乗り込まれており、キビキビとしたフットワークで走れているとのことでした。この状態ならトレセンに入れても問題なさそうなので先週末検疫が取れたので入厩させました。まだ入ったばかりですが体も490キロ以上あり体力的にも心配なさそうです。入厩後はゲート試験を目標に調教を進め、スムーズにいくようならそのままデビューを視野に入れたいと考えています」
馬体重493キロ。

7月4日 近況情報
本日、ゲート試験に合格しました。
(写真・情報は友駿ホースクラブ愛馬会HP掲載のものであり、当ブログは転載の許可を頂戴しています)
紹介が遅れましたが、友駿ホースクラブ愛馬会に2歳世代2頭で、ピンポイント再入会しています。本来は某大手クラブへの再入会も検討していたのですが、新規入会にはなんちゃらファンクラブとかに入った期間が云々とか・・「なら別にいいわ」となって、どうしても持っておきたい馬が2頭いた "古巣" に戻りました。
今回紹介する1頭目は、以前退会するときに持っていたフィオライア(父ファインニードル)の半妹で、モーリス産駒のレーヌドフルール。
血統的には父にモーリスが入ったことで、ノーザンテーストのクロスが入るのも渋い部分。既に勝ち上がっているフィオライアですが、持ち時計がどうかとみていた函館SS当日の前走函館での1勝クラスではしっかりと時計を詰めることが出来ており、短距離でまだ上を目指せそうですね(当時の勝ち馬クファシルは昇級緒戦の次走でも2着)。父がモーリスに替わったレーヌドフルールは、馬体のスケール的にも半姉を上回り、血統的にももう少し距離に融通が利いてくれないかと期待しています。モーリス産駒のスプリンターといえば、2021年のスプリンターズステークスを3歳にして香港馬並みの雄大な馬格で勝ったピクシーナイトがいますから、母、半姉同様にスプリント戦では当然期待したいところです。個人的に若干懸念している脚元さえもてば、いいところまで行ける馬ではないかと感じている1頭です。入厩~ゲート試験合格と、苦しい時期かと思いますが、無理だけはせず順調に成長してくれればと願ってます。
2024年06月08日
ベルイストワール (マイスクエアワンの21) 初勝利~ノルマンディーオーナーズクラブ出資馬
ベルイストワール

3歳牝馬
父 ミッキーグローリー
母 マイスクエアワン
母父 Giant's Causeway
美浦 宮田啓介厩舎
生産 王蔵牧場
3月21日 近況情報
美浦トレセン
☆3/23(土)中山・3歳未勝利(ダ1800m)北村宏司騎手
17日(日)に坂路コースで4ハロンから0.6秒先行して併せ、55.8-41.1-26.3-12.5を馬ナリに追われ、20日(水)にはWコースで6ハロンから0.5秒先行して併せ、85.5-68.5-53.1-37.7-11.6を一杯に追い切りました。
宮田敬介調教師
「追い切りはコース長目から併せ馬で実施しています。ベルイストワールを3馬身ほど先行させて、相手の古馬がそれを執拗にマークしながら追走する形。後ろからのプレッシャーが強かったためか、ゴール前は苦しくなって外へ張り気味となり、脚色やや劣勢に映る内容でした。それでも以前とは比較できないくらい前進気勢が強く出ており、気を抜くことなく最後まで走れている。使いつつ徐々に体幹も鍛えられているので、崩れてもそれなりの格好は付けて時計もまとめられています。当初は日曜日の牝馬限定に投票を予定していましたが、最終想定でボーダー5節(ベルイストワールは4節)となり除外対象に。そのため抽選覚悟でこちらの番組に移動させたところ、1/5と分の悪い確率であったものの、運よく出走が叶っています。スタートでまた後手を踏むかもしれませんが、テンに焦らせてフォームがバラバラにならぬよう、今回もジョッキーにはリズム重視で運んでもらうつもり。状態はいい意味で変わりありませんし、内容前進させたいですね」
3月23日 近況情報
中山競馬場
★3/23(土)中山・3歳未勝利(ダ1800m)北村宏司騎手 結果5着
宮田敬介調教師
「ゲートに怪しいところがあったので、練習をして、その甲斐もあってスタートは出れています。出てからスムーズにピッチが上がるわけではなかったですが、それでも前にはつけられそうでしたよね。ただ、前の馬が引っ掛かっていたこともあって、思っていたより一列後ろでの競馬になっています。まだコーナーの入口では左に流れるようなところがあり、それを考慮してジョッキーも直線で動かすイメージで乗ってくれました。ベルイストワールもそれに応える形で最後までしっかり脚を使っています。ジョッキーは『まだ自在に動けるわけではないてすね。内から徐々に押し上げながら、最後まで渋太く頑張ってくれました』と話していました。着順だけでなく内容でも一段一段着実に階段を上っているのは確か。入厩してからここまで在厩で4戦、本当によく頑張っていて偉い馬ですよ」
3月29日 近況情報
美浦トレセン
宮田敬介調教師
「レース後の状態としては脚元含めてダメージは見られません。疲労の度合いもそこまで濃くは映らず、このまま立ち上げていけそうなため、次は4/14(日)中山・3歳未勝利(ダ1800m・牝)に向かう予定です。ジョッキーにあらためて話を聞くと『まだそんなにいじめない方がいいだろう。今は100点を求めずに80、85点の内容でいいので、状態をキープしながら実戦を重ねていくのがいいのではないか』とのアドバイスをもらいました。ここまでを振り返ってみても、経験したことを着実に吸収してくれています。だからといって過度に詰め込むのではなく、日々成長している段階ということを忘れずに、ある程度本人が余裕を持ちながら経験を重ねていくのがいいのかもしれませんね」
4月5日 近況情報
美浦トレセン
本日5日(金)に坂路コースで4ハロン55.3-39.1-25.8-12.8を単走で末強めに追い切りました。
宮田敬介調教師
「苦しくなるとまだ左へ少し流れ気味の走りですが、それでも以前に比べれば坂路でもだいぶ真っすぐに推進できている。この中間も体調面は安定していますし、適度に間隔をあけながらメニューを消化させていることで、脚元がむしろスッキリしてきましたね。不安なく順調に調整を進められています。来週4/14(日)中山・3歳未勝利(ダ1800m・牝)に野中悠太郎で向かう予定です。ようやく前走掲示板内まで前進させられたので、なんとか次はそれ以上の結果を出したい。しっかり態勢を整えていきます」
4月11日 近況情報
美浦トレセン
宮田敬介調教師
「今週末の出走へ向け調整を進めていたところ、7日(日)の追い切り後から左前と右トモに筋痛症状が出てきました。すぐに復調するようであれば、11日(木)に追い切りを行う予定でいましたが、左の首肩中心に硬さが目立っており、歩様にもそれが表れている状態。ここで使うのは危険だと判断し、今週の出走は見送らせていただきました。すでに消炎剤は投与しており、様子を見ている段階です。この後しばらくは在厩させて、次走については立ち上げ後の状態を見つつ検討していきます。ようやく前走で権利を取るところまできましたし、今回はより良い結果をと考えていたさなか、順調にこれていただけに残念です。ご心配をおかけして申し訳ございません」
4月19日 近況情報
美浦トレセン
この後はトレセン近郊の岩城ステーブルで調整することになり、明日20日(土)に移動予定です。
宮田敬介調教師
「先週から出てきた左首肩中心の筋痛症状も緩和してきたため、坂路で乗って問題なさそうであれば、週末にはコースで追い切る予定で進めていました。ただ、きのう18日(木)に15-14程度を入れてみたところ、また硬さが目立ってきている状態。少し休ませても同様の症状が出てくる可能性は高く、先々のことを考えてもあまり無理をさせたくはない。申し訳ありませんが、ここで放牧に出し、リフレッシュ後に立ち上げていければと思います。昨年に入厩してきてから一度も放牧に出ず、在厩のまま4戦使ってきている。負荷をかけすぎないよう調整を行ってきましたが、見えない疲れが溜まっていたのかと思われます。使いつつ徐々に成長が見えてきたところで残念ではあるものの、しっかり疲れを抜いてもらってから、また頑張ってもらいましょう」
4月26日 近況情報
岩城ステーブル
先週20日(土)に岩城ステーブルに移動しました。
担当者
「現在は馬場でハッキングキャンターを2000~2400m(18~22秒ペース)のメニューで調整中です。左の首肩を中心とした筋痛症状はまだ多少残ってはいますが、体は傷んでいないので軽めから乗り出しています。ケアをおこないながら進めていますが、反動などはなさそう。再来週くらいには15-14あたりを始められればと思っています」
5月10日 近況情報
岩城ステーブル
担当者
「現在は馬場でハッキングキャンターを1200~2000m(17~18秒ペース、週1回は15秒ペース)のメニューで調整中です。左の首肩を中心とした筋痛症状がありましたが、ペースを落とすほどではないことから徐々にピッチを上げながら乗り込み、その後も問題なかったことから今週の水曜日には4ハロン15-15を消化しています。まだ集中力のない動きですが、楽には走れていましたよ。宮田調教師からは『6月の東京で使いたい』と言われているので、もう少し毛艶を含めた体調面を整えていきたいと思っています」
5月17日 近況情報
岩城ステーブル
担当者
「現在は馬場でハッキングキャンターを2000~2400m(17~18秒ペース、週1~2回は14~15秒ペース)のメニューで調整中です。この中間から調教量、ペースともに上げて進めていますが、もう肩の出は気になりません。多少の硬さはあるものの問題ないレベルですし、帰厩に向けてこのまま乗り込みを重ねていくつもりです」
5月24日 近況情報
岩城ステーブル
担当者
「現在は馬場でハッキングキャンターを2000~2400m(17~18秒ペース、週1回は14~15秒ペース)のメニューで調整中です。段々と暖かくなってきたことで、毛艶の感じは少しずつ良化の一途を辿っていますし、状態も上がってきています。そろそろ声が掛かる頃だと思うので、いつ送り出しても良いように準備をしておきます」
5月31日 近況情報
美浦トレセン
岩城ステーブルで調整され、先週24日(金)に帰厩しました。
26日(日)にWコースで5ハロンから0.7秒追走して併せ、73.8-57.8-42.7-13.7を馬ナリに追われ、30日(木)にもWコースで5ハロンから0.7秒先行して併せ、69.6-53.9-39.0-12.0を馬ナリに追い切りました。
宮田敬介調教師
「帰厩の前日に馬房内で暴れた際に、左トモの飛節前面に外傷を負うアクシデントがありました。ただ、程度としては軽いもので2日ほど抗生剤を投与した後は、先週末からWコースで動かしているように歩様含めて全く問題ありません。昨日の時計消化は2歳馬を誘導しながらのもの。休ませていた割にしっかり反応できていましたし、息遣いも思っていた以上に良かったですね。放牧に出す前は毛ヅヤがくすんで馬体のハリも落ちていたのが、今は体調が上向いてきて冬毛も抜けて見栄えがするようになり、筋肉のメリハリもついてきました。良化傾向にあるのは確かで、この調子で週末にも時計を消化して、来週はビッシリ追う予定。そこでの動きが良ければ来週末の番組への投票というのも考えてみてもいいかもしれません。多少急ピッチではあるかもしれませんが、大型馬で小回りコースへの適性はどうかというのはあるので、それであれば東京ダ2100m戦を2回使いたい。いずれにしても納得いく態勢でこそですので、追い切りの内容を見て判断させてください」
6月6日 近況情報
美浦トレセン
☆6/08(土)東京・3歳未勝利(ダ2100m)杉原誠人騎手
2日(日)にWコースで5ハロンから0.4秒追走して併せ、69.3-54.2-39.3-12.0を馬ナリに追われ、5日(水)にもWコースで5ハロンから0.3秒先行して併せ、66.5-51.1-37.1-11.5を強めに追い切りました。
宮田敬介調教師
「追い切りはベルイストワールが先行する形からスタートし、ゴール前やや気合を付ける内容で行っています。併せた相手に遅れるまいと、直線仕掛けてからも鋭く反応してくれて、時計はこれまでの自己ベストを更新。多少急仕上げの分まだ息遣いに重さは感じられますが、この一追いでしっかり負荷がかけられましたし、十分合格点を与えられる内容。レースを使えるだけの態勢に整えられたと思います。着順、内容とも少しずつ上げられてはいるものの、まだ安定感抜群とまでは言えない現状で、これからローカル開催メインとなった際に小回りの1700m戦に対応できるかは正直微妙なところ。なるべくこの東京開催のうちに勝ち上がらせておきたいのが本音でしょうか。ここで権利が取れればもう一度同じ条件が使えますし、久々の競馬でも頑張ってほしいと思います」
(写真・情報はノルマンディーオーナーズHP掲載のものであり、当ブログは転載の許可を頂戴しています)
6月8日 (土) 東京競馬場 3レース
3歳未勝利 ダート2100m 杉原誠人騎手
優勝
3月23日の前走後に筋痛症状が出たとの事で、この中間に一頓挫あったベルイストワールでしたが、この休養期間を上手く活かし、休養明けとなった本日の東京競馬場での復帰戦で見事に初勝利を挙げてくれました。
大型馬故にスタートからスッとスピードに乗れるわけではありませんが、今日の追走は先行集団の内。直線に入る辺りでは「頼むから最低掲示板」と、願って観ていましたが、鞍上 杉原誠人騎手のエスコートにベルイストワールがしっかりと応えてくれて、残り1ハロンで先頭に立ち、差し込んできた断然人気のレッドスフェーンとはラスト1ハロンのマッチレース。それでも勝負根性を出したベルイストワールの脚色も全く鈍らず、後続の追撃を振り切っての先頭ゴールでした。今日の競馬は好位での追走の手応えも良く、上手く内のスポットに潜り込んで抜け出すという内容で、「競馬で勝つ時はやはり全て上手くいくんだな」と感心しました。馬体を見てもベルイストワールはまだこれから良くなる馬ですから、この先も怪我無く成長していってくれればと願います。杉原誠人騎手、宮田厩舎の皆様、生産~育成牧場関係者の皆様ありがとうございました。
そして出資者の皆様おめでとうございます!