HAKODATE-RACING-CLUB

2022年08月13日

ヴァナルガンド (二ホンピロルピナスの20) 7月31日近況~一口馬主 ノルマンディーOC出資馬



ヴァナルガンド

2022年7月更新写真
2歳 牡馬
父 シビルウォー
母 ニホンピロルピナス
母父 アドマイヤベガ
美浦 稲垣幸雄厩舎
生産 友田牧場
2020年5月4日生

3月31日近況 (オカダスタッド)
現在は坂路2本(上限18~20秒ペース)のメニューで調整しています。担当者は「今月下旬以降は馬場状態も安定していますし、体力的にも問題はなさそうなので、日によっては坂路2本目をハロン18秒ペースで登坂しています。負荷が強まって馬体重こそ減っていますが、ここを乗り越えてくれれば一段階成長が見込めるはず。緩めずに進めていこうと思います」馬体重 442kg

4月30日近況 (オカダスタッド)

現在はウォーキングマシン1時間のメニューで調整しています。担当者は「左前球節部は腫れが引いて歩様も良化したため、今月下旬にパドック放牧を開始したのち、マシン運動へ移行しています。運動後も患部に腫れや熱感はありませんが、念のため水冷によるケアをおこなっており、このまま順調なら来月上旬からは騎乗調教を再開する予定です」 馬体重 445kg

5月31日近況 (オカダスタッド)

現在は坂路2本(上限18~20秒ペース)のメニューで調整しています。担当者は「この中間も徐々にペースアップを図って、今は休養前と同じメニューで進めています。調教後も左前球節部の状態は変わりないですし、歩様に気になるところもありません。アクシデントでひと息入れることになりましたが、体がフックラしただけではなく、背腰にうっすらと銭形が浮き出ているように、体調面もすこぶる良好そうです」 馬体重 453kg

6月30日近況 (オカダスタッド)

現在は坂路2本を18秒ペース(週1回は15秒ペース)のメニューで調整しています。担当者は「先月から馬体重に大きな変化はありませんが、乗り込みが進んで中身は徐々にしっかりしてきた印象を受けるため、今月下旬から15-15を開始しました。まだ出だしはモッサリしていて、スムーズに加速していく感じではありませんが、伸びのあるフットワークからは中距離くらいが向きそうです。もしかしたら、芝でも面白いかもしれません」 馬体重 451kg

7月31日近況 (オカダスタッド)

現在は坂路2本を18秒ペース(週1回は15秒ペース)のメニューで調整しています。担当者は「見た目からは暑さに弱そうな印象を受けますが、この中間も体調面は特に変わりないことから、15-15もセーブすることなく進めています。多少行きたがる素振りは見せるものの、許容範囲内といったところですし、来月中旬の移動目標に向けて現状メニューで乗り込んでいきます」 馬体重 456kg
(写真・情報はノルマンディーオーナーズHP掲載のものであり、当ブログは転載の許可を頂戴しています)


渋いシビルウォー産駒のヴァナルガンド。漆黒(青鹿毛)の毛色も手伝い、惚れ惚れするような馬体に仕上がってきました。地味で目立たなくて良し。まだ先のこの馬の成長ぶりを楽しみにしています。

ヴァナルガンド (ニホンピロルピナスの20) 出資時記事
  


Posted by 函館レーシングクラブ代表 at 16:07一口馬主全般【ノルマンディーOC】ヴァナルガンド

2022年08月13日

コスタレイ (コーステッドの20) 8月12日近況~ 一口馬主 シルクホースクラブ出資馬



コスタレイ

2歳 牝馬
父 ドゥラメンテ
母 コーステッド
母父 Tizway
美浦 池上昌和厩舎
生産 ノーザンファーム

4月1日情報
在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン15~17秒のキャンター1~2本、残りの日は軽めの運動
担当者
「この中間には周回コースとトレッドミルに止めてリフレッシュ期間を設けていましたが、現在は坂路コース主体の調教メニューで乗り運動を行っています。坂路ではハロン15秒ペースまで進めていますが、終始手応えも良く、余裕を持って動くことが出来ています。ここまで段階を踏みつつ全体的な調教量を増やして心肺機能を高めてきたことが、少しずつ実を結んできている印象ですね。とは言え、まだまだ成長途上でもあるため、今後についても馬の状態を見ながら乗り込みを継続していき、さらなる成長を促していきたいと思います」馬体重497kg

4月15日情報
在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
調教内容:週4回屋内坂路コースでハロン15~17秒のキャンター1~2本、残りの日は軽めの調整
担当者
「この中間も坂路コース主体の調教メニューで乗り運動を行っています。坂路ではペースに慣れてきたことで、これまでの動きと比べても、余裕を持って登板することが出来ています。周回コースでもリラックスして走ることが出来ていて、フットワークも安定していますし、体力もしっかり付いてきていますね。脚元や体調面についても問題なく、ここまで順調に進めることが出来ています。馬体についてはまだ良化途上なので、これからの成長に期待したいですね。走りのバランス等も考慮すると、調教メニューについては依然として調整が必要ですが、焦らずに馬の成長曲線に合わせたメニューを組んでいきたいと思います」馬体重489kg

5月1日情報
在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
調教内容:週4回トレッドミル、残りの日は軽めの調整
担当者
「この中間も坂路コース主体で乗り運動を行っていましたが、先月下旬よりリフレッシュ目的でトレッドミル中心のメニューで進めています。運動負荷が高まっても馬体重は増えていますし、体調面は良好です。もう少しトモに幅が出てくれば、より競走馬らしいフォルムになると思いますので、騎乗運動の際には後躯を使った走りを意識しています。調教には元々前向きなタイプですが、ここ最近は体力が付いて動けるようになったこともあり、坂路の入り口から躍動感のあるキャンターで登坂してくれています。今後も動きの質を高めることに重点を置いて進めていきたいと思います」馬体重491kg

5月15日情報
在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン15~17秒のキャンター1~2本、残りの日は周回コースで軽めのキャンター2,500m
担当者
「リフレッシュ後、すぐに乗り運動を再開しています。すでにハロン15秒ペースに戻しており、毎日のように乗り運動を行っています。負荷を高めていますが、馬体重の増減は安定しており、馬体は引き締まって見映えのする体に成長してきました。課題としていたトモの筋肉も後肢を意識した運動により腰回りに張りが出てきましたので、この運動を継続できればもう一回り成長してくれそうです。坂路コースでの息遣いや手応えも良く、ペースを上げようと思えば、すぐにでも上げられる状態ですよ。これからも動きの質を意識しながらも、力強さをさらに身に付けていけるように、後肢を意識した騎乗を継続していきます」馬体重494kg

6月1日情報
在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
調教内容:週4回屋内坂路コースでハロン15~18秒のキャンター1~2本、残りの日は軽めの調整
担当者
「疲れが出る前にリフレッシュを挟みながら、ハロン14秒ペースに迫るくらいのタイムを出しています。この中間で大きく変わったことは、蹄鉄を履かせたことでトモのグリップが利くようになり、トビの大きな走りをするこの馬にとってはかなり動きの質が高まりました。走りに躍動感が生まれて時計以上に力強さとスピードを感じますから、これを継続できれば今月中にも移動の目途が立てられそうですよ。ただ、まだ体を持て余しているような走りをしていますし、本当に良くなってくるのは先ではないかなと思っていますので、成長曲線に合わせて引き続き進めていきたいと思います」馬体重502kg

6月15日情報
在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
調教内容:週5回屋内坂路コースでハロン14~16秒のキャンター1~2本、残りの日は軽めの調整
担当者
「今月上旬から坂路コースでの乗り込みを強化して、登坂回数を増やしただけでなく、ペースもハロン14秒まで上げました。前回もお話をした通り、動きの質がかなり高まってきたことで、ペースを上げても難なく対応してくれていますね。負荷を掛けているので体は引き締まってきましたし、持て余す感じもそれほど気にならなくなりました。それでも、もう一段階心身共に成長してくるとさらに動けるようになってきそうな感じはしますし、兄のダノンベルーガもデビュー戦は11月だったように、こちらも早めからどんどん使っていくようなタイプでは無いですから、焦らずに進めていきたいと思います」馬体重494kg

7月1日情報
在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
調教内容:週4回屋内坂路コースでハロン14~16秒のキャンター1~2本、残りの日は軽めの調整
担当者
「ハロン14秒ペースを取り入れたことで、腹回りがシュッとしてきた部分はあるものの、飼い葉を食べる量が減ってきた訳ではありませんし、どちらかと言うと上に伸びたことでその印象が強くなりました。体を持て余して走っている感じもなく、動きもしっかりとしてきましたが、乗り手の話では、『スパッと切れるタイプでは無くて広いコースで長く脚を使うタイプではないかな』とのことでした。半兄のダノンベルーガも東京で結果を残しているように、本馬もそのイメージを持っています。なお、先月の移動も考えていましたが、もう少しこちらで乗り込んでいった方が良さそうですので、成長曲線をよく見ながら再度移動のタイミングについて検討していきます」馬体重494kg

7月15日情報
在厩場所:15日に美浦・池上昌和厩舎へ入厩
調教内容:
空港担当者
「引き続き速めのペースを取り入れながら坂路主体で調教を進めていましたが、軽やかな動きを見せているものの、併せ馬を行うと少し気持ちが入り過ぎる時がありましたし、その辺りは特に気を配っていました。ただ、全体的にバランスの良い馬で、馬体を上手く使って走ることが出来ていましたし、春過ぎから特にこの馬のトビの大きさを活かせるようになりましたから、動きに迫力が増して乗り手の評価は月毎に上がってきた1頭です。なお、池上昌和調教師より近々入厩させると連絡ありましたので、今週月曜日にこちらを発ちました。馬体重502kgでした」

7月20日情報
在厩場所:美浦トレセン
調教内容:ゲート練習
池上昌和調教師
「先週末に無事にこちらへ入厩しています。牧場サイドからは血液検査でスクミの数値が少し高めに出ることがあったと聞いていますから、こちらでもよく注意していますが、全休日明けの昨日も特にそういった症状は見られませんでした。まずはトレセンの環境に慣らしつつ進めており、今日からはゲート練習もスタートしていますが、馬の気配を含めて特に問題は無さそうですから、このまま本格的なゲート練習へ入っていくことが出来そうです。最新の計測で馬体重は485kgと牧場在厩時より10kgほど減っているものの、健康状態に問題はありません。飼い葉食いはあまり積極的では無くて2割くらい残していますが、環境や飼い葉が変化したことによる影響も多少はあるでしょうし、牝馬ということを考えると、これくらいは許容範囲内だと思います」

7月27日情報
在厩場所:美浦トレセン
調教内容:ゲート練習
池上昌和調教師
「この中間はゲート練習を中心に調教を行っています。ゲート入りで少し渋ることがありますが、それ以上は悪さをすることは無く、納得するとちゃんと入ってくれるので、大きく問題になるほどではありません。出の方も捌きが硬いですし、頭が高めのフォームで突っ張った感じの走りになってしまうことから、それほどスッとスピードに乗って行ける感じでは無いものの、ゲート試験を検討していけるレベルにはありますから、今週中にも練習がてら試験を受けてみる方向で考えています。スクミの症状は特に見せていませんし、飼い葉も遠慮がちではあるものの、食いが落ちることは無いことから、馬体重は485kgと先週と同じ数字をキープ出来ています」

8月4日情報
在厩場所:美浦トレセン/5日に福島県・ノーザンファーム天栄へ放牧予定
調教内容:軽めの調整
池上昌和調教師
「先週試しにゲート試験を受けてみたのですが、発馬が遅かったため残念ながら不合格になってしまいました。その後もゲート練習を中心に調整を進めていたものの、今週に入り右前脚の繋ぎに腫れが出て来てしまいました。歩様には出していないものの、しばらく様子を見ていても腫れが引いてこない状況だったことから、獣医師に詳しい検査を行ってもらったところ、腱には特に異常は見られないということで、とりあえずは安心しました。ただ、腱鞘液が溜まってしまっている状況で、おそらくトモに緩いところがあり、ゲート練習を進めていく中で前脚に負担が掛かってきてしまったのでしょう。出来ればゲート試験に合格してから楽をさせたかったところですが、場所が場所なのでこのまま進めていくには不安がありますし、一旦放牧に出してケアしてもらうことにしました」

8月12日情報
在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄/14日に北海道・ノーザンファーム空港へ移動予定
調教内容:ウォーキングマシン
次走予定:未定
天栄担当者
「こちらに戻って来て状態を確認しましたが、厩舎サイドから聞いていた右前脚には腫れが見られますね。こちらの獣医師にも詳しく調べてもらったところ、やはり腱鞘液が溜まってしまっているようで、腱鞘炎の診断でした。場所的にしっかりと治してから進めていった方が良さそうですから、明日こちらを出発して北海道へ戻す予定となっています。馬体重は502kgです」

(※写真・情報はシルクホースクラブHP掲載の情報であり、当ブログは転載の許可を頂戴しています)


想定していたより早い時期となった入厩のアナウンスでしたが、ゲート試験合格はならず、おまけに腱鞘炎での一頓挫での北海道戻り。生き物相手ですからなかなか思うようには進まない世界ではありますが、元々、早期での始動は無いだろうと考えていましたから、この期間をじっくり成長期間に充ててパンとして戻ってくれればと思います。

コスタレイ (コーステッドの20) 関連記事一覧

  


Posted by 函館レーシングクラブ代表 at 14:31一口馬主全般【シルクホースクラブ】コスタレイ

2022年08月13日

リアグラシア (リアアントニアの19) 8月12日近況~一口馬主 シルクホースクラブ出資馬



リアグラシア

3歳 牝馬
父 キングカメハメハ
母 リアアントニア
母父 Rockport Harbor
美浦 木村哲也厩舎
生産 ノーザンファーム

7月8日情報
在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
調教内容:週1回屋内坂路コースでハロン19~20秒のキャンター2本、週5回周回コースで軽めのキャンター2,500m~3,500m
次走予定:未定
担当者
「この中間も乗り運動は止めていないものの、リフレッシュのため負荷を落として調教を進めています。脚取り自体は軽快だったのですが、目に見えない疲れは溜まっていたでしょうし、今後も調教メニューにメリハリを付けながら進めていきたいと思います。馬体重は509kgです」

7月15日情報
在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
調教内容:週2回屋内坂路コースでハロン15~17秒のキャンター1本と周回コースで軽めのキャンター2,500m、週1回周回コースで軽めのキャンター2,500m、残りの日は軽めの運動
次走予定:未定
担当者
「先週は幾らかペースを落としてリフレッシュを図っていましたが、この中間は元のペースへ戻しています。活気があって心身共に良いコンディションを保っているものの、動きの質や中身は物足りなさがあります。あとは少し硬さが出やすいタイプなので、その辺りも注意して進めていきます。馬体重は518kgです」

7月22日情報
在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン15~17秒のキャンター1本、残りの日は軽めの運動
次走予定:未定
担当者
「脚元の状態は特に変わらないものの、動きの質はもう少し良化してきて欲しいですね。それでも、単走中心のメニューでなるべく精神的に追い込まないようにしているため、メンタル面は非常に良さそうですよ。また、この中間は両前膝のレントゲン検査を行ったところ、特に問題はありませんでしたから、今後も坂路と周回コースでしっかり動かしていけそうです。馬体重は516kgです」

7月29日情報
在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
調教内容:週5回屋内坂路コースでハロン15~17秒のキャンター1本、残りの日は軽めの運動
次走予定:未定
担当者
「先週のレントゲン検査の結果を受けて、この中間はハロン14秒近くまで脚を伸ばしています。若干前捌きに硬さはあるものの、元々柔らかいタイプではありませんし、問題はありません。体調を崩さずにここまで進められていますので、来月もこの調子で乗り込んで行ければと思います。馬体重は522kgです」

8月5日情報
在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
調教内容:週5回屋内坂路コースでハロン14~16秒のキャンター1本、残りの日は軽めの運動
次走予定:未定
担当者
「今月に入ってハロン14秒ペースで進めていますが、脚取りは先週から大きく変わった印象はありません。前走時から比較すると体重は大幅に増えていますし、まだ体つきに余裕があるものの、成長分もありますからね。脚元に気を付けながら調整していきます。馬体重は520kgです」

8月12日情報
在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
調教内容:週2回屋内坂路コースでハロン14~16秒のキャンター1本、週3回周回コースで軽めのキャンター2,500m、残りの日は軽めの運動
次走予定:未定
担当者
「この中間も速めのペースを取り入れながら乗り込みを続けています。動きはある程度良くなってきたのですが、もう少し息遣いがクリアになってきてくれると良いですね。休ませていた期間が長いだけに、無理せずじっくりと良化を促していきます。馬体重は529kgです」
(※写真・情報はシルクホースクラブHP掲載の情報であり、当ブログは転載の許可を頂戴しています)


脚元の経過は順調そうなリアグラシア。まだ息遣いの課題はあるようですし、充実してきているのか馬体重も大きく増加傾向にあるようですから、今後も脚元には注意しつつ、しっかりと調整してもらって、元気に競馬に戻ってくれればと思います。



2021年8月15日 2歳未勝利戦 優勝(1勝目)
新潟競馬場 芝1600m 池添謙一騎手
リアグラシア 2歳未勝利戦優勝時記事


リアグラシア 関連記事一覧
  


Posted by 函館レーシングクラブ代表 at 14:06一口馬主全般【シルクホースクラブ】リアグラシア