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2023年05月05日

コスタレイ (コーステッドの20) 5月3日近況~ 一口馬主 シルクホースクラブ出資馬



コスタレイ

3歳 牝馬
父 ドゥラメンテ
母 コーステッド
母父 Tizway
美浦 池上昌和厩舎
生産 ノーザンファーム

3月3日近況
在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
調教内容:週1回坂路コースで14-13、週1回14-14、残りの日は軽めの調整
次走予定:第3回中山開催
天栄担当者
「この中間も同様のメニューで乗り込んでいます。体重は先週と変わらずに調整できているのは何よりですが、腹回りを中心にスッキリ見せるので、その点はよく注意しながら進めていきたいですね。脚元を含めた健康状態には、特に異常はありません。馬体重は484kgです」

3月10日近況
在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
調教内容:週1回坂路コースで14-13、週1回14-14、残りの日は軽めの調整
次走予定:第3回中山開催
天栄担当者
「今週も坂路コースでは週2回速めのところを行っています。見た目にはそこまで変わりないものの、先週よりも体重が増えているのは良い点ですね。そろそろ帰厩の声も掛かるでしょうし、このまま緩めずに乗り進めていきたいですね。馬体重は493kgです」

3月16日近況
在厩場所:16日に美浦トレセンへ帰厩
次走予定:第3回中山開催
池上昌和調教師
「ノーザンファーム天栄で順調に乗り込みを積むことが出来ていたようですし、16日の検疫で戻させていただきました。脚元を中心によく馬体を確認させていただき、問題なければ明日から乗り運動を開始していきたいと思います」

3月22日近況
在厩場所:美浦トレセン
池上昌和調教師
「先週末に坂路コースで15-15くらいのところを行い、今週は22日に南Wコースで単走で追い切りを行いました。全体時計は73秒くらいでしたし、もっとやれば動けるような感じではあったものの、少し一本調子のようなところはありそうですね。ただ、ドゥラメンテの牝馬は気難しい馬が多いようですが、コスタレイはここまで難しいところを見せずに雰囲気自体は良好ですし、このまま進めていきたいですね。今のところ、4月9日の中山・芝2,000m(牝)でデビューさせたいと考えています」

3月29日近況
在厩場所:美浦トレセン
池上昌和調教師
「29日に南Wコースで併せて追い切りを行いました。道中はコスタレイが先行して、直線では外に進路を取って脚を伸ばすと、最後は馬体を並べてゴールしています。先週同様に終いはスッとギアが上がって行かず一本調子なところは見られますが、力の要るウッドチップでもしっかりとした脚取りで走れているように、動きそのものには特に問題はありません。切れる脚を使える感じでは無さそうですが、先週よりも着実に身のこなしは良化しているように感じます。馬体重は500kgほどあって、数字だけ聞くと十分なように感じるかもしれませんが、見た目にはスッキリし過ぎているように映りますね。追い切りを重ねていることで、少し気持ちがイライラし出してきていますし、その影響もあってか飼い葉食いも細いですから、よく気を付けて調整していきたいですね」

4月6日近況
在厩場所:美浦トレセン
池上昌和調教師
「5日に南Wコースで併せて追い切りを行いました。道中は3頭縦列の2番手から進め、直線では真ん中に進路を取ると、先行していた未勝利馬には1馬身ほど先着し、内から脚を伸ばしてきた1勝クラスの馬とは同入で終えています。ゴール前では乗り役の手が動く格好となったように、スッとスピードに乗っていけない部分はあるものの、全体的に見れば動きはまずまずだったと思います。最新の計測で馬体重は499kgで、中山競馬場までの輸送を考えると490kg前後での出走になるのかなと予想していますが、それでも線が細い感じですから、将来的にはもっと増えても良いくらいです。ゲートは練習していますが、中でガタガタしてジッとしていられないところは見受けられますね。2,000m戦ということを考えると、そこまで抜群のスタートを切る必要は無いと思いますが、明日も念の為に練習は行っておこうと思っています。まだ走りは一本調子な感じで、全体的にしっかりしてくるのはこれからだと思いますし、既走馬相手でそう簡単な競馬では無いものの、今後に繋がる走りを見せてもらいたいと思っています」

4月9日 レースレポート
4月9日(日) 中山5R 3歳未勝利 (牝) 芝2000m 石橋脩(54.0kg) 5着 6人気
池上昌和調教師
「普段から牝馬らしくイライラする面を見せていたのですが、パドックでもそうした所は時折見受けられましたね。それでもレースではしっかりと走り切ってくれましたし、スローペースの中で最後までよく伸びています。騎乗した石橋脩騎手も『初めての分だけスタートしてからの行きっぷりや勝負所の反応はひと息でしたが、返し馬から血統馬らしい品の良さがありましたし、非常に良いレース内容でしたよ』と褒めていました。優先出走権を得ましたが、この後の心身の状態をよく確認してから、どうするか検討いたします」

4月12日近況
在厩場所:ノーザンファーム天栄
池上昌和調教師
「改めて石橋脩騎手と話しましたが、『少し非力なところがあったので、今の緩い馬場で脚を取られるところはありましたから、良馬場であればもっと終いは切れていたのかもしれませんね』とのことでした。初戦としては合格点をあげられる内容だったかなと思いますし、1度使って更に良くなってきそうですよ。ただ、気性的に幼さが残っているので、レースを使ってテンションが高くならないか心配していたのですが、やはり少しイライラしたところを見せてしまっていますね。その影響で飼い葉食いが落ちてしまっていますし、馬体面にこれと言った異常は見られないものの、精神面を考慮して、今日ノーザンファーム天栄へ放牧に出させていただきました」

4月21日近況
在厩場所:ノーザンファーム天栄
天栄担当者
「こちらに戻って来て状態を確認しましたが、脚元に異常は無かったものの、競馬を使ったことで馬体は寂しく映りましたね。しばらくは軽めのメニューで様子を見ていましたが、徐々に回復してきていることから、現在は周回コースで軽めのキャンターを行っています。馬体重は484kgです」

4月28日近況
在厩場所:ノーザンファーム天栄
天栄担当者
「今週から坂路コースでの乗り込みへと移行しており、週1回は14-14ペースで、週1回は15-15ペースで登坂しています。徐々にペースアップ出来ているように、坂路での動きには特に問題ないものの、先週よりも体重が減ってしまっていますし、見た目はまだ寂しく映りますね。馬体重は480kgです」

5月3日近況
在厩場所:美浦トレセン
池上昌和調教師
「3日の検疫が回ってきましたので、こちらへ戻させていただきました。よく馬体面をチェックさせていただき、問題なければ明日から乗り運動を開始していきたいと思います。次走の予定としては、第1回新潟開催4週目に牝馬限定の芝2,000m戦が組まれているので、そこを本線に考えているものの、東京も含めて臨機応変に検討していきます」
(※写真・情報はシルクホースクラブHP掲載の情報であり、当ブログは転載の許可を頂戴しています)

ダノンベルーガ(ハーツクライ産駒)の半妹となるドゥラメンテ産駒のコスタレイが2戦目に向けて帰厩しています。
既走馬が相手となった4月9日のデビュー戦(勝ち馬 ヴァイルマティ)は、スタートはポコンと出て、後方2番手からの追走。掲示板を含めて上位馬が全て好位から競馬を進めた馬たちというスローペースのなか、唯一後方から追い込んでの5着という競馬内容でした。スタートから道中、そして3・4コーナー中間辺りでは、どうなってしまうかといった感じで見ていましたが、なんとか格好は付けてくれて、池上調教師&石橋脩騎手のコメントにもあるように、現状の仕上がりのなかとしては評価してあげたい内容だったと思います。
道中追っ付け追っ付けの追走で、終いは伸びてくる。距離延長でと思わせる~シルクオールディーを思い出しました。
まずは早めに一つ。そして馬体を中心にひと夏を成長に充てたいと思わせる1頭だと思いつつも、滞在の効く函館競馬場での出走も期待したいですね。
  


Posted by 函館レーシングクラブ代表 at 12:46一口馬主全般【シルクホースクラブ】コスタレイ

2023年05月05日

ミクロフィラム (ティッカーコードの21) 5月1日情報~ 一口馬主 シルクホースクラブ出資馬



ミクロフィラム

2歳 牝馬
父 リアルスティール
母 ティッカーコード
母父 Giant's Causeway
栗東 斉藤崇史厩舎
生産 ノーザンファーム
2021年4月7日生

3月1日近況情報
在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
調教内容:週4回屋内坂路コースでハロン16~18秒のキャンター1~2本、残りの日は軽めの調整
担当者
「この中間も引き続き坂路コース中心の調教メニューで乗り込んでいます。現在は先月よりも坂路のペースを上げて、日によってハロン16秒まで脚を伸ばして負荷を高めています。一度、ハロン15秒ペースを経験していますから、16秒ペースに戸惑うことはありませんね。動きとしては求めているものが高いだけに、トモの動きや全体的な体の緩さなど物足りなく感じてしまうところはありますが、本馬なりに着実にしっかりとしてきているとは感じています。馬体重は増えてはいないものの、乗り込んでも減ることはありませんし、飼い葉食いに変わりはなく、良い意味で維持できていると思います。冬場の時期でも毛艶は良くコンディションも良好ですし、このまま進めていける状態にありますね。今後も馬の体調を見ながら、このペースを継続して地力を養っていく予定です」馬体重420kg

4月1日近況情報
在厩場所:ノーザンファーム空港
担当者
「この中間も馬の状態に沿ったメニューで乗り込みを進めており、坂路コースでは引き続きハロン16~17秒ペースで2本登坂しています。コンスタントに乗り込んでいる中でも、飼い葉食いが悪くなったり、疲れを見せることはありませんから、その辺りからは体力が付いてきているように思います。トモの動きは徐々に良くなってきているものの、まだ甘さは残していますし、馬体も細く映りますから、今後も馬の成長に合わせて基礎体力向上に努めていきたいと思います」馬体重423kg

4月15日近況情報
在厩場所:ノーザンファーム空港
担当者
「現在はリフレッシュ期間を設けていますが、それまでは順調に坂路コースと周回コースでの調教を行えており、坂路ではハロン16秒ペースで登坂していました。ここまでしっかりと調教を進めている中でも、疲れを見せることはありませんし、この馬なりに飼い葉を食べて体重は維持しています。依然馬体は細めで、トモの動きは物足りませんし、全体的な身のこなしの緩さも感じるものの、この馬なりに段々と良化が窺えます。性格は素直で調教に対して前向きな馬ですから、次のステップに備えて中身を鍛えていきたいと思います」馬体重431kg

5月1日近況情報
在厩場所:ノーザンファーム空港
担当者
「この中間は坂路調教主体のメニューで乗り込みを行っていて、現在は週3回ハロン16~17秒ペースで1~2本登板しています。継続して乗り込んでいても飼い葉食いが落ちませんし、徐々に筋肉が付き、馬体に幅が出てきて、段々としっかりしてきたように感じます。動きを見るとトモの甘さは依然としてあるものの、この馬なりに力を付けていますし、この調子で焦らずじっくりと良化を促していきたいと思います。この調子で今のメニューでしっかり鍛えながら、次のステップに移行できるよう努めていきたいと思います」馬体重432kg
(※写真・情報はシルクホースクラブHP掲載の情報であり、当ブログは転載の許可を頂戴しています)

今回クラブホームページで更新されたミクロフィラムの立ち姿写真。馬体重自体の大きな変動はないようですが、グッと身が入ってきたように映り、改めて「いい馬」という印象を抱きました。進んでいる組の2歳馬たちと比べたら、まだ時間は掛かりそうではありますが、4月産まれもあって、こちらは成長途上ということを踏まえれば、充分に許容範囲だと感じていますから、この先も怪我無く順調に進んでくれるよう願っています。

さて、この中間に行われたシルクホースクラブの2022年度 第1回追加募集馬ですが、2頭(シュクルダールの21、クローバーリーフの21)に2口ずつ申し込みましたが落選。今年の追加募集も実績のボーダーラインに届かず跳ね返されました。

また、ブログ出資馬一覧等でお気づきの方もいるかと思いますが、この中間にワラウカド、友駿ホースクラブの2クラブを退会しています。理由は費用対効果。暫くはシルク・ノルマンディーの2クラブとなり、出資馬は現状7頭となりましたが、楽しんでいこうと思います。
今週末はヴァナルガンド・リアグラシアの2頭の出走が確定。頑張ってもらいましょう。
  


Posted by 函館レーシングクラブ代表 at 09:20一口馬主全般【シルクホースクラブ】ミクロフィラム

2023年02月18日

ヴァナルガンド (二ホンピロルピナスの20) 勝ち上がり ~ 一口馬主 ノルマンディーOC出資馬



ヴァナルガンド

3歳 牡馬
父 シビルウォー
母 ニホンピロルピナス
母父 アドマイヤベガ
美浦 稲垣幸雄厩舎
生産 友田牧場

2月18日 (土) 東京競馬3レース 3歳未勝利戦 ダート 1600m
C.ルメール騎手 優勝

2月5日 デビュー戦後コメント
稲垣幸雄調教師
「内枠からダッシュを利かせて先手を奪い、1000m通過が63.0秒と理想的なペースで運ぶことができました。ジョッキーは『操縦性も良かった』と話していましたし、結果以外は納得のいく競馬ができたのですが…。レースの上がり2Fのタイム11.7-12.1は新馬レベルではかなり速い。交わされてからヴァナルガンドも必死に抵抗したのですが、今日は相手が悪かったと思います」
ヴァナルガンド デビュー戦記事はこちら

2月10日近況
(美浦トレセン)
稲垣幸雄調教師
「デビュー勝ちとはなりませんでしたが、初戦から力を示す内容の競馬をしてくれました。緩急のあるラップにも今回対応できましたし、距離は1400~1800mであれば十分こなせそう。チャンスは近いと思います。レース後は使ったなりに両前球節が張っており、左の腰回りに少し疲れは感じられる。それでも昨日から跨った感じ大きなダメージは残っていないので、このまま続戦していきましょう。状態次第にはなりますが、来週2/18(土)東京・3歳未勝利(芝1600m・混)をC.ルメール騎手で予定しています」

2月16日近況
(美浦トレセン)
15日(水)に坂路コースで4ハロン52.8-38.9-25.4-12.7を単走で馬ナリに追い切りました。
稲垣幸雄調教師
「追い切りは予定よりも少し速めの時計になりましたが、引っ掛かったりなどせず馬のペースに合わせてのもの。最後までしっかりハミを取って走れていました。坂路ではまだ腰の甘さが顕著に出てしまって、トモの踏ん張りにも欠ける印象ですが、それでも楽々とこの時計で走れるのだから能力は高いと思います。競馬を一度使って多少気は入っているものの、疲れももう残っておらず、力を出せる状態がキープできている。デビュー戦の前走も内容は良かったですし、スムーズな競馬ができればチャンスはあるでしょう」

2月18日
(東京競馬場) レース後コメント
稲垣幸雄調教師
「好スタートから先手を奪い、自分のペースで運んで押し切る内容。強い競馬でしたね。4Rの古馬1勝クラスの勝ち時計と0.2秒差ですから、時計も優秀です。ルメール騎手は『距離は1800mまでは大丈夫そう。上でも通用する』と話していました。最後は流すくらいの余裕がありましたし、今日は100点満点の走りをしてくれたと思います」
(写真・情報はノルマンディーオーナーズHP掲載のものであり、当ブログは転載の許可を頂戴しています)


2月5日のデビュー戦から中1週での2戦目でしっかり結果を出してくれたヴァナルガンド。
今週は美浦坂路で軽く好時計を出していますが、馬体重もマイナス2キロに止め、気配上々のパドック周回でした。今回はC.ルメール騎手を鞍上に迎え、今回もスピードの違いで先手を奪い逃げの手。4コーナー~直線入り口では 『勝てるな』 といった抜群の手応えで直線を迎え、2着馬に1.4秒、8馬身差を付けての優勝。
2着馬(デビュー戦の3着馬) トウキチロウ(ヘニーヒューズ産駒)との比較では、デビュー戦でのタイム差0.6秒を0.8秒上回る1.4秒差を付けての1着入線。時計的にも強い競馬内容だったと感じています。これによって、当時は仕上がりの差があったにしても、ヴァナルガンドのデビュー戦勝ち馬で、明日のフェブラリーステークスでも上位人気に推されているドライスタウトの半弟となる、サンライズフレイム(ドレフォン産駒)の強さが浮き彫りになります。
2戦とも頑張ったヴァナルガンド。ここでしっかり休養を挟んでもらえるでしょうから、更に成長していってくれれば、楽しみな1頭になってくれるはずです。ありがとうございました。関係者の皆様に感謝!

ヴァナルガンド (ニホンピロルピナスの20) 出資時記事

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Posted by 函館レーシングクラブ代表 at 20:41一口馬主全般【ノルマンディーOC】ヴァナルガンド