
2023年02月05日
ヴァナルガンド (二ホンピロルピナスの20) デビュー戦2着~一口馬主 ノルマンディーOC出資馬
ヴァナルガンド

3歳 牡馬
父 シビルウォー
母 ニホンピロルピナス
母父 アドマイヤベガ
美浦 稲垣幸雄厩舎
生産 友田牧場
2月5日 (日) 東京競馬3レース メイクデビュー東京
ダート1600m
鞍上 坂井瑠星 2着
2023年1月6日近況
(美浦トレセン)
4日(水)にWコースで6ハロンから併せ、85.2-68.5-53.4-38.8-12.0を強めに追い切りました。
稲垣幸雄調教師
「まだ非力で腰周りの筋肉も物足らないため、脚を馬場に取られてしまいがちで踏ん張りきれない。それでも追い切り本数の割に息の入りは悪くありませんし、その状態で時計もだいぶ詰めてきている。馬の素質や心肺機能は高そうですね。体がしっかりしてさえくれば、もっとパワフルな走りができると思います。先入観なく血統的なイメージを除けば、芝からでも面白そうなタイプ。ただ、運動後は右前の腱が張りやすく、午後になると球節周りが熱を持つこともしばし。脚元がまだ水っぽい現状ですから、デビュー戦に関してはダートからと考えています。出馬状況次第で来週からの投票も検討しますが、本線は1/21(土)中山・3歳新馬(ダ1800m)目標としましょう」
1月13日近況
(美浦トレセン)
12日(木)にWコースで6ハロンを単走で一杯に追い切りました。
稲垣幸雄調教師
「自動計測機がうまく作動せずに不確かな時計ではありますが、6ハロン全体を83秒台。終いも12.4でまとめています。まだ瞬時には反応できず安定感に欠けるものの、ブレずに真っすぐ推進できている。後肢に力が付いてくれば、もっと踏ん張れるようになるはずですし、前後のつながりも良くなってきそうですね。ゲート試験の頃に比べると、自分からしっかりハミを取って走れており、背中が良くて長く脚も使えるタイプ。もう一段レベルアップしてくればと期待しているのですが、現段階でも水準以上によく動けています。デビュー戦は来週1/21(土)中山・3歳新馬(ダ1800m)を戸崎圭太騎手で予定しています」
1月20日近況
(美浦トレセン)
1/21(土)中山・3歳新馬(ダ1800m)戸崎圭太騎手 除外(非当選)
18日(水)にWコースで5ハロン67.7-52.4-37.8-11.7を単走で強めに追い切りました。
稲垣幸雄調教師
「追い切りは単走でも前に馬を置く形で実施しています。自分で跨らせてもらいましたが、腰が甘い分まだ仕掛けてからの反応がワンテンポ遅く、ビュッとは動けていません。ただ、スピードさえ乗ってくれば流れには乗れますし、持続性もあるタイプ。ゴールまでしっかりハミを取って走れている点にも好感が持てます。先週から大きく変わったとまではいかないまでも、一段また状態面が上向いているのではないでしょうか。態勢自体は整ったので、本音を言えば今週レースを使いたかったですね。ここで無理に芝を選択する必要はないですし、ダートも来週だと1400m戦であまり適鞍とは思えませんから。二週スライドさせて、2/05(日)東京・3歳新馬(ダ1600m・混)に向かいましょう。鞍上は現在調整中です。状態維持できるよう引き続きしっかり管理していきます」
1月27日近況
(美浦トレセン)
26日(木)に坂路コースで4ハロン55.6-40.7-26.4-12.8を単走で馬ナリに追い切りました。
稲垣幸雄調教師
「先週の時点でもう中身は十分整っていたため、今週の追い切りはやや控えめに。気持ちが入りすぎて、前へ前へという姿勢に変わってきており、この中間は宥めながら折り合い重視の内容で調整しているところ。反応自体はいいですし、腰回りの筋肉量さえ増えてくれば、もっと動きに力強さが増してキレも出てきそうですよ。脚元に関しても落ち着いているので、あとはこの状態をしっかり維持してレースまで持っていきたい。デビュー戦は2/05(日)東京・3歳新馬(ダ1600m・混)を坂井瑠星騎手で予定しています。出馬状況が大変混み合っていますが、なんとか除2は避けたいところです」
2月2日近況情報
(美浦トレセン)
☆2/05(日)東京・3歳新馬(ダ1600m・混)坂井瑠星騎手
2月1日(水)にWコースで6ハロンから0.7秒先行して併せ、85.2-69.4-55.2-39.7-12.3を馬ナリに追い切りました。
稲垣幸雄調教師
「先週やや軽めの内容にとどめた分、今週はある程度終いまでしっかり負荷をかけて追い切りました。ボコボコして馬場の荒れた時間帯ではあったものの、力強い脚捌きで上々の伸び脚。デキ落ちは感じられず、スライドした影響もないと思います。腰回りに力が付き切っていないため、見た目よりもまだワンテンポ反応が鈍い。それでも水準以上に稽古では動けていますので、デビュー戦からいい走りを期待したいですね」
(写真・情報はノルマンディーオーナーズHP掲載のものであり、当ブログは転載の許可を頂戴しています)
待ちに待っていた渋いシビルウォー産駒 ヴァナルガンドのデビュー戦。
先程しっかりレースをみましたが、惜しい2着。3~4コーナーでサラマックイーンにつつかれた分か、最後は外から伸びた福永祐一騎手騎乗のサンライズフレイムに交わされての2着入線。惜しい競馬でしたが、交わされてからももう一伸びしようとしていた勝負根性は光るものがありましたし、逃げて上り3ハロン2番手の脚も評価。勝ち馬サンライズフレイムも半兄がドライスタウトという血統馬ですし、ヴァナルガンドも次に期待が持てる内容だったと感じています。
2週前の除外の影響で、この中間は微調整を余儀なくされた影響も少なからずあったでしょうし、5月4日という遅生まれですし、まだまだ成長する馬体ですから、もう一段成長してまずは確実に勝ち上がりを期待したいところです。
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2023年02月04日
マルベリーシチー (ベルミュールの20) 初勝利~一口馬主 友駿ホースクラブ愛馬会出資馬
マルベリーシチー

3歳 牡馬
父 サトノアラジン
母 ベルミュール
母父 キングカメハメハ
栗東 橋口慎介厩舎
生産 桑田牧場
1月29日 (日) 中京競馬 2レース 3歳未勝利戦 ダート1800m
鞍上 鮫島克駿 優勝
1月10日近況
今週の出走を予定していますが、最終的には追い切りの動きと状態を見て決めます。
橋口師
「先週末に坂路で馬なりに稽古を行いましたが、ウッドコースでの調教同様いい動きをしていました。状態については脚元、馬体を含め異常はなく、獣医の診断では前回の新馬戦の時より良くなっているとのことでした。普段から稽古をつけている助手の話でも放牧前に比べてトモがしっかりしていると言っていましたので成長が見られます。新馬戦ではもたれながらも最後までしぶとく粘ってくれたので、今回は中京の左回りで改めて期待しています」
1月17日近況
先週の中京戦はスタート後先行集団の外に付けて進め、一旦はいくらかポジションを下げて直線に向くと追いづらい場面も見られ15着となりました。
橋口師
「初戦でスピードを見せていましたが、左に張っていたのでハミを替えて臨みました。道中はいい感じで進めることが出来ましたが、いざ追い出すと左にもたれてしまい、左鞭を入れましたが上手く追うことが出来ませんでした。距離は問題ありませんので、左側にもたれてしまうところを何とか改善したいと思います。今回ハミを替えてもあまり効果がなかったので、どのように良化を図るか検討したいと思います」
1月24日近況
今週の出走を予定していますが、最終的には追い切りの動きと状態を見て決めます。
橋口師
「レース後様子を見ていましたが競馬のダメージはなく大きな疲れはありませんでした。今週想定の状況を見て権利が取れそうならダート1800m戦に登録したいと思います。乗り役は調整していますが左に張るところがありますのでその辺りに注意して乗ってもらいたいと思います。また前走はハミを替えて臨みましたが今回も違うハミで良化を図れればと考えています。スピードはありますのでダート替わりで変わり身を図っていきたいと思います」
1月31日近況
先週の中京戦はスタート後外から内に進路を取ってハナを主張して進めていきます。そのまま息を入れながら内ラチ沿いを通りながら先行すると、直線ではジワジワと迫られましたが首差抑え初優勝を飾りました。
橋口師
「今回はダート替わりで距離も延長して臨みましたが、左にもたれるところがあるのでハナを切って内ラチ沿いの経済コースを通って進めることにしました。上手く息を入れながら後続を引き付け、直線も余力を残して最後まで踏ん張ってくれました。2戦目は一息でしたが3戦目で結果を出せて良かったです。このあとは一息入れてリフレッシュを図り次走に備えたいと思います」
レース後、本日チャンピオンヒルズへ放牧に出ました。
大変遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。
お盆明けから再度の東北出張に出ていまして、1月22日に戻りましたが、戻ってからもとにかくバタバタで、今週は今年に入ってようやくまともに休み(しかも嬉しい連休)を取れました。以前何かの本で、「忙しい、忙しいといってる暇のある人は本当は忙しくない人だ」 と読んだ記憶がありますが、それはどうやら本当らしいですね。
やはり我が家は落ち着き、愛犬リッキーもいて久し振りに充実した時間を過ごせています。
さて、先週の競馬・未勝利戦をマルベリーシチーが勝ち上がってくれていました。
マルベリーシチーのデビュー戦記事 で、書いていますが、元々がこの馬はダート馬だと思って出資していますから、ダート戦でキッチリと勝ち上がってくれたのは嬉しいですね。レースは先行し、直線はネイロン、マルモルミエール(共にエイシンヒカリ産駒)との熾烈な追い比べとなりましたが、外から迫る2頭を最後まで抜かせなかった内容は評価しています。マルベリーシチーはまだ成長する馬体ですから、これからの成長を楽しく見守りたいと思います。
そして昨年末から始まっていた、友駿ホースクラブ愛馬会の2022年産駒募集。
この世代からは1頭3口申し込みました。
2022年12月11日
インテンスシチー (ハーランズワンダー20) 12月6日近況~一口馬主 友駿ホースクラブ愛馬会出資馬
インテンスシチー

2歳 牡馬
父 エスポワールシチー
母 ハーランズワンダー
母父 Awesome Again
美浦 和田雄二厩舎
生産 村田牧場
11月1日近況
石橋ステーブルで調整しています。
和田師
「馬体確認を行いましたが体も良くなっており順調です。先週末にトレセンに入れたいと思いましたが検疫の関係で延びてしまいました。今週は優先で入れられると思いますので、まずは環境に慣らしながら進め、その後ゲート試験をクリアしたいと考えています。牧場では試験に備えてあまりピッチを上げずに調整してもらいましたので問題なく合格できると思います。移動後は心身ともに良化の余地がありましたが、KSに移ってからはグングン良くなってきました。体も立派でいい感じになってきていますので楽しみです」
馬体重は500キロ。なお木曜日の検疫でトレセンに入厩する予定です。
11月8日近況
先週、トレセンに入厩しました。
和田師
「入厩後に馬体確認を行いましたが異常ありませんでした。週末から馬場に出して乗り込み感触を確かめたところ、力強いキャンターでいい動きをしていました。またゲート練習を行いましたが入りや中立は問題なく、これでスタート練習をすればすぐに試験を受けられそうです。体力もありそうですのでこのまま出走に向けて進めていけると思います。馬体もこちらに来た時より立派になっており、筋肉の付き方も良好です。気難しい面があると牧場から聞いていますので、あとはペースが上がって煩いところが出なければと思います」
11月10日 ゲート試験合格
11月15日近況
トレセンで調整しています。
和田師
「先週ゲート試験に合格しました。スタートはそれほど速くありませんが問題なくクリアできました。今週から速いところを行って動きを確認したいと思います。状態については爪に弱いところが見られ右前が少々裂蹄気味です。これから進めていくと痛くなってくるかもしれませんので早めに装蹄師にケアしてもらいます。担当者によるととても人懐っこくまだまだ子供っぽい面があり、馬房では人に構ってもらいたいような仕草をしているとのことです。出走については今後の状態次第ですが中山になりそうです」
11月22日近況
トレセンで調整しています。
和田師
「先週はウッドコースで単走で追い切りをかけました。時計は5F70.7-55.5-40.8-13.0のタイムを馬なりに計時しています。初めての稽古となりましたがまずまずかと思います。脚元も裂蹄した部位はいくらか血は滲みますが痛くなるようなことはありませんので、ケアしながら調教を進めていきます。週末も時計を入れながら仕上げていきたいと考えています。出走については中山の1週目から登録していきたいと思います。番組はダート1800m戦を予定しており、乗り役は柴田大知騎手にお願いしたいと思います」
11月29日近況
トレセンで調整しています。
和田師
「先週は未勝利馬と併せて追い切りをかけました。馬場が重く時計を要しましたが、終いはまだ詰まりそうです。出走については当初今週を予定していましたが、もう1本追いたいので来週登録したいと考えています。脚元は変わりありませんのでケアをしながら態勢を整えていきます。スタートはまだ良化の余地がありますので、ゲート練習をしながら速く出られるように調整していますが、番組は1800m戦を予定していますのでその辺りはカバーできるかと思います」
12月6日近況
今週の出走を予定していますが、最終的には追い切りの動きと状態を見て決めます。
和田師
「先週もウッドコースで2歳馬と併せて追い切りをかけました。馬場が重いこともありましたが終いに時計を要してしまいました。性格面でズルいところがあり、集中していないところがあるようですので、競馬に使わないとピリッとしないのかもしれません。能力はありそうですが使っていきながら良くなるタイプかと思われます。出走については予定通り今週のダート1800m戦に登録したいと思います。当初予定していた先週の新馬戦がフルゲート割れしていましたので、今週も多くならないかもしれません」
週末にはウッドコースで強めに6F84.8-69.4-54.7-39.7-12.2のタイムで追い切りを消化しています。

インテンスシチーは昨日 12月10日の中山競馬6レース メイクデビュー中山 ダート1800mに、鞍上柴田大知騎手で出走し4着となりました。
追い切りの時計を眺めていても、ちぐはぐな印象を受けていて半信半疑でしたし、和田雄二調教師のコメントにもあるように、使いつつ競馬を学習していってくれればと思ってました。4着とはいっても走破時計も1分57秒5と、未勝利戦を勝ち上がるためには2秒は詰めたいところですが、ここまでのインテンスシチーの成長過程をみていると、この後は上積み必至でしょうから、疲れを取りつつ成長していってくれればと思います。
レース当該週の追い切りは、終いこそバタバタになりましたが、美浦南Wコースで6ハロン81.3~5ハロン65.9は、そこそこ持っている証拠だと信じています。