
2022年12月08日
テルツェット (ラッドルチェンドの17) お疲れさま ~ 一口馬主 シルクホースクラブ出資馬
テルツェット

5歳 牝馬
父 ディープインパクト
母 ラッドルチェンド
母父 Danehill Dancer
美浦 和田正一郎厩舎
生産 ノーザンファーム
11月25日情報
在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
調教内容:トレッドミルで軽めのキャンター
次走予定:未定
天栄担当者
「こちらに戻って来て状態を確認しましたが、右前の歩様を気にする素振りを見せていたので、獣医師に診てもらったところ、蹄を気にしているのではないかということでした。そこで装蹄を変えてみたところ、歩様の方は段々と落ち着いてきています。現在はトレッドミルで軽めに動かしていますが、今後も脚元の状態を見つつ進めていきます。馬体重は448kgです」
12月2日情報
在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
調教内容:ウォーキングマシン
次走予定:未定
天栄担当者
「その後は周回コースでの乗り運動へと移行していたのですが、トップラインが落ちてきてしまいました。目に見えない疲れがそうした形で出てしまったのだと思いますが、現在はウォーキングマシンで軽めに動かしつつ、回復を促すようにしています。馬体重は450kgです」
12月7日情報
在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
天栄担当者
「その後も軽めのメニューで様子を見ていますが、トップラインがより寂しくなってしまっています。ウォーキングマシンでの調整でそういった状況であることを考えると、回復までにかなり時間を要すると思いますし、引退期限の来年3月までに良い状態で競馬に向かうことは厳しいように思います」
和田正一郎調教師
「こちらでレース直後に状態をチェックした際は特に問題は無かったのですが、ノーザンファーム天栄に戻ってから背肉が落ちてきてしまいました。エリザベス女王杯に向けてしっかりと調整しましたし、それに加えて馬場の悪い中で懸命に走った疲労が、時間の経過と共に表に出て来てしまったのだと思います。引退期限までにもう一花咲かせてあげたかったですが、次の仕事が待っていることを考えると、このまま無事に次のステージへ送り出してあげる方が良いと思います。重賞を3つも勝ってくれて、ここまで頑張ってくれたテルツェットには感謝の気持ちで一杯です」
上記のように引退期限までに万全の態勢で出走させることは困難な状況にあり、和田正一郎調教師と今後について協議した結果、誠に残念ではございますが、このまま引退させることといたしました。近日中に競走馬登録抹消の手続きが取られ、今後は繁殖牝馬となる予定です。
(※写真・情報はシルクホースクラブHP掲載の情報であり、当ブログは転載の許可を頂戴しています)
テルツェット 頑張ったな。
エリザベス女王杯出走前から、なんとなく感じていて刮目しつつも、無事でと見守ったラストラン。これまで本当にお疲れさま。貴女には本当に良い夢を見させてもらった。
現役引退発表が昨日12月7日。ちょうど3年前の2019年12月7日がデビュー戦。素敵なドラマのクライマックスじゃないですか。
あのデビュー戦で夢が大きく膨らんだのを、昨日の事のように思い浮かべています。
某競走馬掲示板を眺めても テルちゃん テルさん などと温かいファンの多い幸せな競走馬だったなと感じてます。引退が決まり、改めて覗いてみるとテルツェットに対する温かいコメントが多く、胸を熱くさせながら読ませていただきました。
自分も嫁もテルツェットの大ファンです。
2歳の春・夏と、ノーザンファーム空港で逢ったときは、まだあどけない少女だったテルツェットもお母さんになる準備。感慨深いですね。
TEAM TERZETTO
本当にありがとうございました。

2019年12月7日 デビュー戦勝利(1勝目)
テルツェット デビュー戦 勝利時記事

2020年8月15日 村上特別優勝(2勝目)
テルツェット 村上特別 優勝時記事

2020年11月1日 国立特別優勝(3勝目)
テルツェット 国立特別 優勝時記事

2021年1月31日 節分ステークス優勝(4勝目)

2021年4月3日 ダービー卿CT優勝(5勝目)
テルツェット ダービー卿CT 優勝時記事

2021年8月1日 クイーンステークス優勝(6勝目)
テルツェット クイーンステークス 優勝時記事

2022年7月31日 クイーンステークス優勝(7勝目)
テルツェット クイーンステークス 優勝(連覇)時記事
2019年4月 ノーザンファーム空港見学記事
http://horse.hama1.jp/e1575888.html
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2022年12月01日
ティッカーコードの21 (リアルスティール産駒) 12月1日情報~一口馬主 シルクホースクラブ出資馬
ティッカーコードの21

1歳 牝馬
父 リアルスティール
母 ティッカーコード
母父 Giant's Causeway
栗東 斉藤崇史厩舎
生産 ノーザンファーム
2021年4月7日生
9月1日情報
在厩場所:北海道・ノーザンファームYearling
Yearling担当者
「募集馬見学ツアー終了後もここまで大きなトラブル無く、この中間も順調に夜間放牧を継続して行っています。それに加えて週2回程度のウォーキングマシンと、週1程度の追い運動を中心に取り入れていますが、気温や湿度、馬の疲労具合を常にチェックしながらメニューを調整するようにしています。鞍付けや洗い馴致は一通り完了していますが、習熟度合いを高めるために、繰り返して取り組んでいます。今後についても適切なケアを行いながら、基礎体力向上を図っていき、調教厩舎への移動の準備を進めていきたいと思います」馬体重400kg

10月1日情報
在厩場所:9月13日に北海道・ノーザンファーム空港へ移動
担当者
「こちらに移動してきて2週間ほどですが、現在はロンギ場での馴致を進めています。暑い時にはオーバーワークにならないよう、コンディションに気を配って進めていたこともあって、疲れを見せることなく、ここまでは順調にメニューをこなしてくれています。体重はやや減ってしまったものの、環境にもしっかり順応してくれていますし、これから徐々に戻っていくでしょう。性格に関しては、見た目通り子供っぽいところがあるので、これからしっかりと躾をしていきたいと思います。このまま悪い方に向かないように上手く接していきながら、馬の状態を見て、調教メニューを調整していく方針です」馬体重390kg
11月1日情報
在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
担当者
「この中間はロンギ場でのメニューを経て、周回コースでの調教をスタートしています。また坂路コースでの調教に向けてスクーリングを行った上で、現在はハッキング程度ですが坂路での調教も開始しています。こちらに移動してきてからは問題なく、スムーズに調教を進めることが出来ていますよ。コースで走っている時に苦しがるところもありますが、これに関しては乗り出したばかりですし、これからしっかり乗り込むにつれて体力が付いてくれば解消されてくると思います。普段はリラックスして過ごせていますし、特に手が掛かることはありません。脚元や体調面に問題はなく、飼い葉食いも良好です。当面は馬の状態を見ながら、どんどんピッチを上げるというよりは、乗り込み量を増やして体力作りに重点を置いて進める方針です」馬体重408kg

12月1日情報
在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン18~19秒のキャンター1~2本、残りの日は軽めの調整
担当者
「10月は調教コースに慣らすことを中心に行ってきましたが、11月に入ってからはトレッドミルの馴致も行いました。馴致は特に問題なく終えられましたので、現在は坂路コースでハロン18秒ペースを中心としたキャンター調整を行っています。今の時期の1歳馬としては体力がありますし、大きな馬ではありませんが飼い葉もしっかりと食べてくれるので、調教を続けても体重が減らないのは良い点ですね。まだトモが高く、これから前も伸びてくるでしょうから、成長を阻害しないようにしばらくは現在のメニューでじっくり乗り込んで行くことになるでしょう。リアルスティール産駒らしい前の出の硬さはあるものの、四肢はスッキリしていますし、真面目な性格をしていますから、このままトラブル無くじっくりと乗り込んでいくことが出来そうです」馬体重412kg
(※写真・情報はシルクホースクラブHP掲載の情報であり、当ブログは転載の許可を頂戴しています)
順調そうですね。同じ4月産まれのテルツェットも、この時期の馬体重はこれぐらいだったはずで、体力面・飼葉食いの面でも、今のところ心配は無いようで安心しました。
父の父 ディープインパクトの血をしっかりと感じさせる馬体を維持していますから、この後もバランスよく順調に成長してくれたらと思います。
2022年11月30日
リアグラシア (リアアントニアの19) 11月30日近況~一口馬主 シルクホースクラブ出資馬
リアグラシア

3歳 牝馬
父 キングカメハメハ
母 リアアントニア
母父 Rockport Harbor
美浦 木村哲也厩舎
生産 ノーザンファーム
10月28日情報
在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
調教内容:週2回坂路コースで14-14、週1回15-15、残りの日は軽めの調整
次走予定:未定
天栄担当者
「今週は坂路コースでの調教に移行しています。ハロン15秒を経て、現在はハロン14秒まで脚を伸ばしていますが、動きはしっかりとしていますね。以前骨折した両前膝を含めて疲れが出て来ることは無いですし、この調子で負荷を強めていければと思います。馬体重は508kgです」
11月4日情報
在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
調教内容:週1回坂路コースで14-13、週2回14-14、残りの日は軽めの調整
次走予定:未定
天栄担当者
「今週から週3回の坂路入りの内、1回は終いハロン13秒まで脚を伸ばしています。ペースアップ後もしっかりとした手応えで登坂できており、前走の疲れは感じさせませんね。このまま緩めないようにしっかりと負荷を掛けながら乗り込んでいきたいですね。馬体重は508kgです」
11月9日情報
在厩場所:9日に美浦トレセンへ帰厩
調教内容:
次走予定:未定
木村哲也調教師
「9日の検疫でこちらへ帰厩させていただきました。まずはよく心身の状態を確かめまして、問題無ければ明日から乗り出しを開始いたします。骨折経験のある馬ですし、具体的な予定に関しては、調教での動きや脚元の状態を見ながら検討したいと思います」
11月16日情報
在厩場所:美浦トレセン
調教内容:16日に南Wコースで時計
次走予定:11月26日の東京・芝1,600m
木村哲也調教師
「先週末に帰厩後1本目の追い切りを坂路コースで行い、前半ゆっくりと入って、ラスト2ハロンを14-13で終えています。その後も脚元等に問題はありませんでしたので、16日に南Wコースで追い切りを課しており、6ハロン84秒くらいの時計で終えています。プレッシャーの掛かる場面ですとラチを頼りに行く等、気性面に課題を残している馬なので、単走での追い切りを選択したのですが、この馬なりには気分良く走っていて動きはまずまずと言ったところでしょう。前走から大きな上積みは無いものの、体調面はここまで良好ですし、この感じであれば来週のマイル戦へ向かいたいと思います」
11月24日情報
在厩場所:美浦トレセン
調教内容:23日に南Wコースで時計
次走予定:11月26日の東京・芝1,600m〔C.ルメール〕
木村哲也調教師
「今週の競馬になりますから、先週末はいつもより負荷を掛けた調教を課しています。20日に坂路コースで53秒台の時計を出しており、ラスト1ハロンは11.9秒を示したように、しっかりと良い脚を使うことが出来ました。そして、23日に南Wコースで最終追い切りを行い、道中はリアグラシアが3頭併せの一番後ろを追走して、直線では内目から伸びてくると、最後は今週デビュー予定のオールマイデイズとは同入、障害オープン馬のブレッシングレインには1馬身ほど先着して終えています。勝った前走と比較しても動きに関しては変わらないですし、その点は良いかなと思うものの、段々と気の悪さが増してきていますので、パドックや返し馬で難しさを見せないと良いのですが・・。ただ、前走もそうした不安がある中でレースでは何とか我慢することが出来ていて、終いもしっかりとこの馬の脚を使えましたから、昇級初戦になりますが格好は付けられると思います。なお、鞍上はルメール騎手で出馬投票しています」
11月28日 レース結果
11/26(土)東京12R 3歳上2勝クラス〔芝1,600m・13頭〕優勝[1人気]
木村哲也調教師
「おめでとうございます。リアグラシアの場合は精神面をいかに損ねず競馬に持って行けるかが大事になってきますから、その点を意識して調整を進めてきました。特に調教メニューは日によってメリハリを付けるようにし、時計を出さない日には出来るだけ精神的に追い詰めてしまわない様に心掛けて調整を行っていました。パドックでは大人しく歩けていましたし、返し馬にもスムーズに入って行くことが出来たものの、馬運車の中ではテンションが上がってしまっていましたから、その点は今後も気を付ける必要があるのかなと感じています。レースでは上手く良いポジションに収まりましたし、直線でも鞍上のゴーサインにしっかりと応えてくれて、気持ちを切らさず走り切ってくれたので良かったです。C.ルメール騎手は、『良い形で直線に向くことが出来ましたし、追い出すとしっかりとハミを取ってくれて、良い脚を使ってくれました。今日は完勝でしたし、クラスが上がってからも楽しみです』と話していました。この後はトレセンに戻ってからの状態を見て、どうするか検討させていただきたいと思います」
11月30日情報
在厩場所:29日に福島県・ノーザンファーム天栄へ放牧
調教内容:
次走予定:未定
木村哲也調教師
「先週はありがとうございました。骨折経験のある馬ですし、レース後は脚元を中心によく馬体を確認させていただきましたが、大きなダメージは無さそうですね。しかし、気性的にもフレッシュな状態で使った方が良いタイプのような気がしますし、昨日ノーザンファーム天栄へ放牧に出させていただきました」
(※写真・情報はシルクホースクラブHP掲載の情報であり、当ブログは転載の許可を頂戴しています)
リアグラシアがほぼ1年もの骨折休養期間をしっかり自身の充電期間に充てて、復帰2戦目もキッチリ連勝で決めてくれました。
パドックは前走の周回の方が良く見えたなといった印象でしたが、レースは今回の方が安心して見られた感があります。ひとつだけ、ちょうど1年前と同じジャパンカップ週ということで、時計の出やすい硬い馬場を走って脚元がどうかという心配をしていましたが、今日の木村調教師のコメントを読んでひと安心。今回もプラス体重で勝てたことは良かったとみています。おそらくは、早くても年明け2月の東京開催での3勝クラス挑戦となるのかと予想していますが、ノーザンファーム天栄で過ごす期間もまた充電に充てて、来年も上を目指して頑張って欲しいと思います。

2021年8月15日 2歳未勝利戦 優勝(1勝目)
新潟競馬場 芝1600m 池添謙一騎手
リアグラシア 2歳未勝利戦優勝時記事

2022年10月9日 3歳上 1勝クラス 優勝(2勝目)
東京競馬場 芝1600m 川田将雅騎手
リアグラシア 1勝クラス優勝時記事

2022年11月26日 3歳上 2勝クラス 優勝(3勝目)
東京競馬場 芝1600m C.ルメール騎手
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