
2022年11月10日
テルツェット (ラッドルチェンドの17) エリザベス女王杯出走~一口馬主 シルクホースクラブ出資馬
テルツェット

5歳 牝馬
父 ディープインパクト
母 ラッドルチェンド
母父 Danehill Dancer
美浦 和田正一郎厩舎
生産 ノーザンファーム
10月27日情報
在厩場所:美浦トレセン
調教内容:26日に南Wコースで時計
次走予定:11月13日の阪神・エリザベス女王杯(GⅠ)〔池添謙一〕
和田正一郎調教師
「26日に南Wコースで追い切りを行いました。帰厩後初時計になりますし、単走で5ハロンから70-40くらいを目安にサッと脚を伸ばす形を採っています。本格的な追い切りを開始したばかりなので仕方ありませんが、まだ動きにはピリッとした感じが欠けてしまっていますね。ただ、馬なりのまま楽に走り切ることが出来ていましたし、今後ピッチを上げていけそうな動きではありましたよ。運動中は所々テンションの高さが目に付くので精神面にも気を付けて進めていく必要があるものの、馬体の張りは良好で体調面は良さそうですし、前回調整時に痛みが出た蹄の状態も今のところ安定しています」
11月2日情報
在厩場所:美浦トレセン
調教内容:2日に南Wコースで時計
次走予定:11月13日の阪神・エリザベス女王杯(GⅠ)〔池添謙一〕
和田正一郎調教師
「先週の動きはまだピリッとしていませんでしたが、馬体面は問題無かったので、先週末にも南Wコースで追い切りを行いました。外目を良い雰囲気で走ることが出来ていましたし、少しずつ良化してきましたね。今週は2日に南Wコースで1週前追い切りを消化しており、道中は前に攻め駆けするオープン馬のウインシャーロットを置き、テルツェットがそれを見ながら、最後は馬体を並べて終えています。普段はややテンションの高いところが見られるものの、今朝に関して言えば、馬場入りから平常心を保つことが出来ましたし、道中の折り合いもこの馬なりには付いていました。トモがパンとしてくると終いは弾けそうで、調教後の息遣いもフーフーと言っていたので、まだその辺りの良化の余地は残しているものの、このひと追いで大きく変わり身を見せてくれると思います。来週は阪神競馬場までの輸送もありますから、それを踏まえてメニューを組み立てていきたいと思います」
11月9日情報
在厩場所:美浦トレセン
調教内容:9日に南Wコースで時計
次走予定:11月13日の阪神・エリザベス女王杯(GⅠ)〔池添謙一〕
和田正一郎調教師
「1週前の追い切りでは攻め駆けする馬を前に見せながら、終いはしっかりと脚を伸ばして負荷をかけることが出来ましたし、先週末は無理せず坂路でサラッと追い切りました。そして、今週は9日に南Wコースで併せて追い切りを行い、道中はテルツェットが前の馬を見ながら進め、直線に入ってからはスッと交わして2馬身ほど先着する形で終えています。レースでも騎乗予定の池添騎手に跨っていただきましたが、『先生から先週の追い切りでは少し瞬発力が物足りないと聞いていたのでそこは意識して乗りましたが、反応や終いの伸びは良かったですね。良いリズムで追走することが出来ていましたし、状態は良さそうです』と好感触を持ってもらえました。先週掛けた負荷が丁度良かったのか、こちらが思っていたよりも力強さが増して、グンと良化した印象でしたし、馬体重も440kgを超えるくらいで推移していますから、阪神競馬場までの輸送を踏まえても前走と同じかそれ以上で出走させられそうですね。距離に関してはベストでは無いと思いますが、昨年は流れが不向きだったことで不発に終わってしまったものの、血統的にもこなせるはずですし、それに最近は折り合い面がスムーズですからね。あとは当日テンションが上がらないようであれば、良い結果を残せると信じています」
(※写真・情報はシルクホースクラブHP掲載の情報であり、当ブログは転載の許可を頂戴しています)
テルツェット
今週日曜日のエリザベス女王杯が現実的にラストランとなるのでしょうか。そう考えると寂しい気持ちが強いですが、まずは三度目のG1挑戦に向けて精一杯頑張ってきて欲しいと願ってます。
今年のメンバーは昨年より強敵が多いと感じていますし、やはりタフなレースになる阪神競馬場の内回り2200mも、テルツェットにとって実際は厳しい条件かとは思ってます。それでも続けて手綱をとってくれる "勝負に行ける" 池添謙一騎手騎乗は魅力。まずは無事に。目一杯テルツェットの能力を出しきってきてくれたらと願ってます。
2歳暮れのデビュー戦を昨日のように思い浮かべながら、テルツェットのラストランを静かに応援したいと思います。

2019年12月7日 デビュー戦勝利(1勝目)
テルツェット デビュー戦 勝利時記事

2020年8月15日 村上特別優勝(2勝目)
テルツェット 村上特別 優勝時記事

2020年11月1日 国立特別優勝(3勝目)
テルツェット 国立特別 優勝時記事

2021年1月31日 節分ステークス優勝(4勝目)

2021年4月3日 ダービー卿CT優勝(5勝目)
テルツェット ダービー卿CT 優勝時記事

2021年8月1日 クイーンステークス優勝(6勝目)
テルツェット クイーンステークス 優勝時記事

2022年7月31日 クイーンステークス優勝(7勝目)
テルツェット クイーンステークス 優勝(連覇)時記事
2019年4月 ノーザンファーム空港見学記事
http://horse.hama1.jp/e1575888.html
テルツェット 関連記事一覧
2022年11月09日
お疲れさま セルフィー (セルフプリザヴェーションの17)~一口馬主 ワラウカド出資馬近況
セルフィー

5歳 牝馬
父 スクリーンヒーロー
母 セルフプリザヴェーション
母父 Lion Heart
栗東 鮫島一歩厩舎
生産 パカパカファーム
10月19日近況
鮫島調教師:レース後に大きな問題はありませんが、少しカリカリとした様子は見せていますので、今週は楽をさせて行きたいと思います。
ハンデという好材料もありましたが、外枠の不利を感じさせない良い走りを見せてくれて、本馬の最後まで頑張る気持ちの強さに改めて感心しました。次走はまだ決まっておりませんが、クラブと相談しながら判断して行きたいと思います。
10月28日近況
アカデミー:先週の土曜日にこちらに到着しています。トレセンでは少しカリカリしていると聞いていましたので、無理をさせずにリラックスさせながら乗っています。単走でトラックをキャンターで2600m乗っています。後半の4Fは18-16で調整しています。今日の調教ではいつもより歩様が若干固く感じたので、この後獣医師に診てもらって必要であれば適切にケアしていきます。来週は状態に合わせて少し時計を出していく予定にしています。飼葉はしっかり食べていますので、様子をしっかり見て進めて参ります。
馬体重488kg
11月1日近況
獣医師のチェックでは少し固さはあるもののコンデションは悪くないとのことでしたので、 本日トレセンに入厩しています。
11月3日近況
栗東坂路 4F | 54.7 - 40.3 - 25.8 - 12.5 |
鮫島調教師:短期リフレッシュで状態は良いまま戻ってきています。メンタル面も少し落ち着きが出ていて、今日の追い切りでも良い雰囲気で登坂できていました。
次走、オーロカップ(11/13 東京 11R、芝1400m)を目指して頑張って行こうと思います。行けるかどうかはわかりませんが、出られることを前提に準備して行きたいと思います。
11月6日近況
セルフィーはオーロカップに向けて調整を進めておりましたが、木曜の追い切り後の金曜日から熱発が続いており、抗生剤などの投与などで今日まで様子を見ておりますが、まだ状態が思わしくなく、残念ながら登録を回避することとなりましたとの連絡が鮫島調教師からありました。
鮫島調教師:追い切り後の熱発からなかなか熱がさがらない状況で、なんとか次のレースに出せるよう手を尽くしてみましたが、ここまでコンスタントに頑張ったこともあってか、なかなか熱が下がり切りませんでした。
期待を頂いていたところ大変申し訳ありませんが、今回の予定していたレースは見送るべきと判断しました。
*今後の予定については、調教師とクラブとで改めて話し合いを持った上で決定して参ります。
11月8日情報
セルフィーの今後について改めて調教師とクラブ関係者とで話し合いました。
現状ですが熱発に伴う消耗が見られており、直近ですぐに回復するのは難しいと見ております。
次に出走の可能性があるのは12月のレースですが、レース出走が確約されない状況にあることを鑑み、残念ながらこのタイミングで本馬を引退させる判断に至りました。
今年に入ってからも7戦を常に全力で戦いましたので、疲労が一気に出たのかもしれませんので、次の大仕事に向けて馬体の回復に専念させたいと思います。
2歳7月のデビュー戦は札幌・芝1800mの7着とほろ苦い結果になりましたが、続く2戦目の芝1200mで2着で入線して本馬の持つ力の一端を見せ、勝ち上がりもそれほど遠くないと思われました。
その後ソエの痛みで出走間隔が空いたものの、3着1回・2着3回と好結果にも関わらずなかなか勝ち上がれない日々が続き、一つ勝つ難しさを感じながら挑んだ7戦目に1番人気に応えて1位入線を果たすことができました。その日は藤沢調教師もよく頑張ってくれましたし、苦労した分しっかり力はついてきているとコメントしてくれたことを昨日のことのように思い出します。
勝ち上がりを決めた後の夏は少しずつ調子を落としはしましたが、コンスタントに走りながら力を蓄え、芝1400mの条件に変えて挑んだレースで2勝目を挙げると、続く2勝クラスも連勝して3勝クラス入りをした時には調教師・厩舎スタッフも嬉しい驚きと共に祝福してくれました。
4歳のレースではなかなか結果が出ませんでしたが、藤沢調教師の引退を機に鮫島一歩調教師に本馬の最後の年の育成を託して、オープン入りを目指すこととなりました。
移籍後の当初はなかなか結果が出ませんでしたが、本馬が期待に応えるようにコンスタントにレースを重ねながら成長を続け、芝1200mに条件を変えた9/3テレQ杯でクラブ初の平地オープン入りを決めてくれました。
鮫島調教師が思った以上に強かったというコメントが示す通り、上がり最速で決めた優勝は本馬が本当に力をつけた証であり、オープンクラスでも活躍を期待できるものでした。
最後のレースとなった信越Sでも3着に入り、見事ブラックタイプホースの仲間入りを果たしたセルフィーは、これまでの在籍馬の中でも群を抜く精神力と健康な馬体で、無事是名馬を体現してくれました。
これまでセルフィーに大きな期待と温かい声援を頂き、誠に有難うございました。
この後中央抹消の手続きを持ってファンド解散とし、セルフィーは栗東近郊で体調を整えた後にパカパカファームに戻って繁殖入りをする予定です。
(写真・情報はワラウカドHP掲載の情報であり、当ブログは転載の許可を頂戴しています)
日曜日の競馬を楽しみにしていたのですが、 "頑張り屋さん" セルフィー が現役を引退し、繁殖入りすることが決定しました。
セルフィーは、字面だけでは大きく着順を落とした時も、競馬内容はドン詰まりであったりと、上位馬とのタイム差は意外と少なく、いつも着順ほど大きく負けたという印象を抱かせなかった馬でした。これまで一口をやってきて、なかなか結果が出なかったスクリーンヒーロー産駒。ここまで来たもんな。たいしたものです。本当にお疲れさま。いいお母さんになってくれることを願ってます。セルフィーありがとう。

2020年6月6日 3歳未勝利戦 優勝(1勝目)
セルフィー 3歳未勝利戦優勝時記事

2020年9月26日 3歳以上1勝クラス 優勝(2勝目)
セルフィー 16番人気優勝時記事

2020年11月28日 3歳以上2勝クラス 優勝(3勝目)
セルフィー 2勝クラス優勝時記事

2022年9月3日 3歳以上3勝クラス テレQ杯 優勝(4勝目)

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2022年10月30日
コスタレイ (コーステッドの20) 10月28日近況~ 一口馬主 シルクホースクラブ出資馬
コスタレイ

2歳 牝馬
父 ドゥラメンテ
母 コーステッド
母父 Tizway
美浦 池上昌和厩舎
生産 ノーザンファーム
8月19日情報
在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
調教内容:ウォーキングマシン
次走予定:未定
担当者
「先週の日曜日にこちらへ帰場いたしました。右前脚の腫れはまだ残っていますし、長距離輸送の疲れもありますから、現在はウォーキングマシンで様子を見ています。暫くはこのメニューで進めていくことになりそうですが、焦らずに良化を促していきます。馬体重は502kgです」
8月26日情報
在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
調教内容:ウォーキングマシン
担当者
「右前の状態を見ながら、この中間もウォーキングマシンでの運動に止めています。時間を掛けて回復を図った方が良さそうですから、来月もひとまずはこのメニューで進めていくことになるでしょう。また、硬さが出やすい馬なので、そこはくれぐれも気を付けておきます。馬体重は502kgです」
9月2日情報
在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
調教内容:ウォーキングマシン
担当者
「引き続きウォーキングマシンでの運動で様子を見ています。先週から患部については大きく変わったところは無いものの、腹回りを中心に体は緩んできていますね。脚元の事を考えると何とかこれくらいでキープしておきたいですし、気を付けて進めていきます。馬体重は514kgです」
9月9日情報
在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
調教内容:週4回トレッドミルでキャンター、週2回ウォーキングマシン
担当者
「この中間もウォーキングマシンでの運動を行っていましたが、右前の状態が良化してきたことから、トレッドミルで動かしています。負荷を掛けても今のところは大きく変わりはありませんので、このまま問題無ければペースアップを図る方針です。馬体重は518kgです」
9月16日情報
在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
調教内容:週5回トレッドミルでキャンター、週1回ウォーキングマシン
担当者
「この中間は右前繋のエコー検査を行ったところ、経過は良好でした。また、池上調教師が来場されて本馬を見て行かれましたが『楽をさせたことによって腹回りに余裕はありますが、太くなっただけでなく全体的にひと回りボリュームアップしていますし、良い雰囲気ですね』と話されていました。このまま脚元に痛みが出てこないようであれば、近々乗り出しを開始いたします。馬体重は526kgです」
9月23日情報
在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン17秒のキャンター1~2本、残りの日は軽めの運動
担当者
「その後も脚元の状態は落ち着いていましたので、坂路調教を開始しています。まずはハロン17秒ぐらいで様子を見ていますが、乗り出した後も患部の状態に変化はありません。引き続き注意しつつ、少しずつピッチを上げていきたいと思います。馬体重は518kgです」
9月30日情報
在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン16~17秒のキャンター1~2本、残りの日は軽めの運動
担当者
「引き続き脚元の状態を見ながら進めていますが、患部に痛みが出ることはありませんから、週半ばよりハロン16秒ペースに入っています。手応え良くスムーズな脚取りで登坂していますし、これなら来月には更なるペースアップも視野に入れられそうです。馬体重は512kgです」
10月7日情報
在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン16~17秒のキャンター1~2本、週2回トレッドミルでキャンター、残りの日は軽めの運動
担当者
「この中間もペース自体は変わりありませんが、坂路で乗っていない日はトレッドミルでも動かすようにしています。脚元を含めて状態面は良好ですし、動きも週毎に良くなってきていますから、今月のペースアップを目標にこのまま乗り込んでいきます。馬体重は512kgです」
10月14日情報
在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
調教内容:週2回屋内坂路コースでハロン15~16秒のキャンター1~2本、週2回トレッドミルでキャンター、残りの日は軽めの運動
担当者
「この中間も坂路だけでなくトレッドミルを併用しながら進めていますが、気配は良い意味で変わりません。週1回はハロン15秒まで脚を伸ばすようになりましたし、順調に調教を積めています。休んでいた分だけ中身はまだ物足り無いものの、これも本数を積んでくれば自然と解消されてくるのではないかと思います。馬体重は512kgです」
10月21日情報
在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン15~16秒のキャンター1~2本、週3回トレッドミルでキャンター
担当者
「中身の物足りなさを解消すべく、この中間は全体的に負荷を高めました。坂路の登坂回数を増やしているだけでなく、乗っていない日はトレッドミルで速めのペースで動かしていますが、息の入りなどは順調に良くなっていますね。馬の状態を見ながらにはなるものの、更にペースを上げていくことも検討しています。馬体重は520kgです」
10月28日情報
在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
調教内容:週2回屋内坂路コースでハロン15~16秒のキャンター2本、週2回トレッドミルでキャンター、残りの日は軽めの運動
次走予定:未定
担当者
「この中間も坂路調教とトレッドミルで負荷をかけています。ここまで順調に運動を継続することができていますし、中身の方も徐々に良化傾向にあります。もう少し乗り込んでいけば、移動も視野に入ってくると思いますので、この流れを崩さないように進めていきたいですね。馬体重は510kgです」
(※写真・情報はシルクホースクラブHP掲載の情報であり、当ブログは転載の許可を頂戴しています)
8月に右前脚に発症した腱鞘炎により、北海道ノーザンファーム空港に戻され調整されてきたコスタレイですが、なんとか順調に進んでくれているようで安心しました。それでもまだトレセンでのゲート試験も受かっていない身ですから、この後も至極順調に進んでもらいたいところです。
天皇賞(秋)
先週の菊花賞は◎ヴェローナシチー12着惨敗で、また菊の舞台から突っぱねられました。またいつかあの舞台へ という思いです。
さて天皇賞(秋)にはコスタレイの半兄ダノンベルーガ(ハーツクライ産駒)が出走します。新馬~共同通信杯連勝で挑んだ春のクラシック 皐月賞・ダービーでも重い印を打って応援しましたが共に4着。それでも当時はまだ体質が弱く、思うような調整ではなかったなかでの結果と受け止めています。今回はその当時よりも踏み込んだ調整に感じますから、先着を許した同じ3歳勢イクイノックス・ジオグリフにはしっかりと借りを返して先着してもらいたいと応援します。新馬~共同通信杯でのパフォーマンスを信じて ◎ダノンベルーガ。