HAKODATE-RACING-CLUB

2023年05月05日

コスタレイ (コーステッドの20) 5月3日近況~ 一口馬主 シルクホースクラブ出資馬



コスタレイ

3歳 牝馬
父 ドゥラメンテ
母 コーステッド
母父 Tizway
美浦 池上昌和厩舎
生産 ノーザンファーム

3月3日近況
在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
調教内容:週1回坂路コースで14-13、週1回14-14、残りの日は軽めの調整
次走予定:第3回中山開催
天栄担当者
「この中間も同様のメニューで乗り込んでいます。体重は先週と変わらずに調整できているのは何よりですが、腹回りを中心にスッキリ見せるので、その点はよく注意しながら進めていきたいですね。脚元を含めた健康状態には、特に異常はありません。馬体重は484kgです」

3月10日近況
在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
調教内容:週1回坂路コースで14-13、週1回14-14、残りの日は軽めの調整
次走予定:第3回中山開催
天栄担当者
「今週も坂路コースでは週2回速めのところを行っています。見た目にはそこまで変わりないものの、先週よりも体重が増えているのは良い点ですね。そろそろ帰厩の声も掛かるでしょうし、このまま緩めずに乗り進めていきたいですね。馬体重は493kgです」

3月16日近況
在厩場所:16日に美浦トレセンへ帰厩
次走予定:第3回中山開催
池上昌和調教師
「ノーザンファーム天栄で順調に乗り込みを積むことが出来ていたようですし、16日の検疫で戻させていただきました。脚元を中心によく馬体を確認させていただき、問題なければ明日から乗り運動を開始していきたいと思います」

3月22日近況
在厩場所:美浦トレセン
池上昌和調教師
「先週末に坂路コースで15-15くらいのところを行い、今週は22日に南Wコースで単走で追い切りを行いました。全体時計は73秒くらいでしたし、もっとやれば動けるような感じではあったものの、少し一本調子のようなところはありそうですね。ただ、ドゥラメンテの牝馬は気難しい馬が多いようですが、コスタレイはここまで難しいところを見せずに雰囲気自体は良好ですし、このまま進めていきたいですね。今のところ、4月9日の中山・芝2,000m(牝)でデビューさせたいと考えています」

3月29日近況
在厩場所:美浦トレセン
池上昌和調教師
「29日に南Wコースで併せて追い切りを行いました。道中はコスタレイが先行して、直線では外に進路を取って脚を伸ばすと、最後は馬体を並べてゴールしています。先週同様に終いはスッとギアが上がって行かず一本調子なところは見られますが、力の要るウッドチップでもしっかりとした脚取りで走れているように、動きそのものには特に問題はありません。切れる脚を使える感じでは無さそうですが、先週よりも着実に身のこなしは良化しているように感じます。馬体重は500kgほどあって、数字だけ聞くと十分なように感じるかもしれませんが、見た目にはスッキリし過ぎているように映りますね。追い切りを重ねていることで、少し気持ちがイライラし出してきていますし、その影響もあってか飼い葉食いも細いですから、よく気を付けて調整していきたいですね」

4月6日近況
在厩場所:美浦トレセン
池上昌和調教師
「5日に南Wコースで併せて追い切りを行いました。道中は3頭縦列の2番手から進め、直線では真ん中に進路を取ると、先行していた未勝利馬には1馬身ほど先着し、内から脚を伸ばしてきた1勝クラスの馬とは同入で終えています。ゴール前では乗り役の手が動く格好となったように、スッとスピードに乗っていけない部分はあるものの、全体的に見れば動きはまずまずだったと思います。最新の計測で馬体重は499kgで、中山競馬場までの輸送を考えると490kg前後での出走になるのかなと予想していますが、それでも線が細い感じですから、将来的にはもっと増えても良いくらいです。ゲートは練習していますが、中でガタガタしてジッとしていられないところは見受けられますね。2,000m戦ということを考えると、そこまで抜群のスタートを切る必要は無いと思いますが、明日も念の為に練習は行っておこうと思っています。まだ走りは一本調子な感じで、全体的にしっかりしてくるのはこれからだと思いますし、既走馬相手でそう簡単な競馬では無いものの、今後に繋がる走りを見せてもらいたいと思っています」

4月9日 レースレポート
4月9日(日) 中山5R 3歳未勝利 (牝) 芝2000m 石橋脩(54.0kg) 5着 6人気
池上昌和調教師
「普段から牝馬らしくイライラする面を見せていたのですが、パドックでもそうした所は時折見受けられましたね。それでもレースではしっかりと走り切ってくれましたし、スローペースの中で最後までよく伸びています。騎乗した石橋脩騎手も『初めての分だけスタートしてからの行きっぷりや勝負所の反応はひと息でしたが、返し馬から血統馬らしい品の良さがありましたし、非常に良いレース内容でしたよ』と褒めていました。優先出走権を得ましたが、この後の心身の状態をよく確認してから、どうするか検討いたします」

4月12日近況
在厩場所:ノーザンファーム天栄
池上昌和調教師
「改めて石橋脩騎手と話しましたが、『少し非力なところがあったので、今の緩い馬場で脚を取られるところはありましたから、良馬場であればもっと終いは切れていたのかもしれませんね』とのことでした。初戦としては合格点をあげられる内容だったかなと思いますし、1度使って更に良くなってきそうですよ。ただ、気性的に幼さが残っているので、レースを使ってテンションが高くならないか心配していたのですが、やはり少しイライラしたところを見せてしまっていますね。その影響で飼い葉食いが落ちてしまっていますし、馬体面にこれと言った異常は見られないものの、精神面を考慮して、今日ノーザンファーム天栄へ放牧に出させていただきました」

4月21日近況
在厩場所:ノーザンファーム天栄
天栄担当者
「こちらに戻って来て状態を確認しましたが、脚元に異常は無かったものの、競馬を使ったことで馬体は寂しく映りましたね。しばらくは軽めのメニューで様子を見ていましたが、徐々に回復してきていることから、現在は周回コースで軽めのキャンターを行っています。馬体重は484kgです」

4月28日近況
在厩場所:ノーザンファーム天栄
天栄担当者
「今週から坂路コースでの乗り込みへと移行しており、週1回は14-14ペースで、週1回は15-15ペースで登坂しています。徐々にペースアップ出来ているように、坂路での動きには特に問題ないものの、先週よりも体重が減ってしまっていますし、見た目はまだ寂しく映りますね。馬体重は480kgです」

5月3日近況
在厩場所:美浦トレセン
池上昌和調教師
「3日の検疫が回ってきましたので、こちらへ戻させていただきました。よく馬体面をチェックさせていただき、問題なければ明日から乗り運動を開始していきたいと思います。次走の予定としては、第1回新潟開催4週目に牝馬限定の芝2,000m戦が組まれているので、そこを本線に考えているものの、東京も含めて臨機応変に検討していきます」
(※写真・情報はシルクホースクラブHP掲載の情報であり、当ブログは転載の許可を頂戴しています)

ダノンベルーガ(ハーツクライ産駒)の半妹となるドゥラメンテ産駒のコスタレイが2戦目に向けて帰厩しています。
既走馬が相手となった4月9日のデビュー戦(勝ち馬 ヴァイルマティ)は、スタートはポコンと出て、後方2番手からの追走。掲示板を含めて上位馬が全て好位から競馬を進めた馬たちというスローペースのなか、唯一後方から追い込んでの5着という競馬内容でした。スタートから道中、そして3・4コーナー中間辺りでは、どうなってしまうかといった感じで見ていましたが、なんとか格好は付けてくれて、池上調教師&石橋脩騎手のコメントにもあるように、現状の仕上がりのなかとしては評価してあげたい内容だったと思います。
道中追っ付け追っ付けの追走で、終いは伸びてくる。距離延長でと思わせる~シルクオールディーを思い出しました。
まずは早めに一つ。そして馬体を中心にひと夏を成長に充てたいと思わせる1頭だと思いつつも、滞在の効く函館競馬場での出走も期待したいですね。
  


Posted by 函館レーシングクラブ代表 at 12:46【シルクホースクラブ】コスタレイ

2022年10月30日

コスタレイ (コーステッドの20) 10月28日近況~ 一口馬主 シルクホースクラブ出資馬



コスタレイ

2歳 牝馬
父 ドゥラメンテ
母 コーステッド
母父 Tizway
美浦 池上昌和厩舎
生産 ノーザンファーム

8月19日情報
在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
調教内容:ウォーキングマシン
次走予定:未定
担当者
「先週の日曜日にこちらへ帰場いたしました。右前脚の腫れはまだ残っていますし、長距離輸送の疲れもありますから、現在はウォーキングマシンで様子を見ています。暫くはこのメニューで進めていくことになりそうですが、焦らずに良化を促していきます。馬体重は502kgです」

8月26日情報
在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
調教内容:ウォーキングマシン
担当者
「右前の状態を見ながら、この中間もウォーキングマシンでの運動に止めています。時間を掛けて回復を図った方が良さそうですから、来月もひとまずはこのメニューで進めていくことになるでしょう。また、硬さが出やすい馬なので、そこはくれぐれも気を付けておきます。馬体重は502kgです」

9月2日情報
在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
調教内容:ウォーキングマシン
担当者
「引き続きウォーキングマシンでの運動で様子を見ています。先週から患部については大きく変わったところは無いものの、腹回りを中心に体は緩んできていますね。脚元の事を考えると何とかこれくらいでキープしておきたいですし、気を付けて進めていきます。馬体重は514kgです」

9月9日情報
在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
調教内容:週4回トレッドミルでキャンター、週2回ウォーキングマシン
担当者
「この中間もウォーキングマシンでの運動を行っていましたが、右前の状態が良化してきたことから、トレッドミルで動かしています。負荷を掛けても今のところは大きく変わりはありませんので、このまま問題無ければペースアップを図る方針です。馬体重は518kgです」

9月16日情報
在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
調教内容:週5回トレッドミルでキャンター、週1回ウォーキングマシン
担当者
「この中間は右前繋のエコー検査を行ったところ、経過は良好でした。また、池上調教師が来場されて本馬を見て行かれましたが『楽をさせたことによって腹回りに余裕はありますが、太くなっただけでなく全体的にひと回りボリュームアップしていますし、良い雰囲気ですね』と話されていました。このまま脚元に痛みが出てこないようであれば、近々乗り出しを開始いたします。馬体重は526kgです」

9月23日情報
在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン17秒のキャンター1~2本、残りの日は軽めの運動
担当者
「その後も脚元の状態は落ち着いていましたので、坂路調教を開始しています。まずはハロン17秒ぐらいで様子を見ていますが、乗り出した後も患部の状態に変化はありません。引き続き注意しつつ、少しずつピッチを上げていきたいと思います。馬体重は518kgです」

9月30日情報
在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン16~17秒のキャンター1~2本、残りの日は軽めの運動
担当者
「引き続き脚元の状態を見ながら進めていますが、患部に痛みが出ることはありませんから、週半ばよりハロン16秒ペースに入っています。手応え良くスムーズな脚取りで登坂していますし、これなら来月には更なるペースアップも視野に入れられそうです。馬体重は512kgです」

10月7日情報
在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン16~17秒のキャンター1~2本、週2回トレッドミルでキャンター、残りの日は軽めの運動
担当者
「この中間もペース自体は変わりありませんが、坂路で乗っていない日はトレッドミルでも動かすようにしています。脚元を含めて状態面は良好ですし、動きも週毎に良くなってきていますから、今月のペースアップを目標にこのまま乗り込んでいきます。馬体重は512kgです」

10月14日情報
在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
調教内容:週2回屋内坂路コースでハロン15~16秒のキャンター1~2本、週2回トレッドミルでキャンター、残りの日は軽めの運動
担当者
「この中間も坂路だけでなくトレッドミルを併用しながら進めていますが、気配は良い意味で変わりません。週1回はハロン15秒まで脚を伸ばすようになりましたし、順調に調教を積めています。休んでいた分だけ中身はまだ物足り無いものの、これも本数を積んでくれば自然と解消されてくるのではないかと思います。馬体重は512kgです」

10月21日情報
在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン15~16秒のキャンター1~2本、週3回トレッドミルでキャンター
担当者
「中身の物足りなさを解消すべく、この中間は全体的に負荷を高めました。坂路の登坂回数を増やしているだけでなく、乗っていない日はトレッドミルで速めのペースで動かしていますが、息の入りなどは順調に良くなっていますね。馬の状態を見ながらにはなるものの、更にペースを上げていくことも検討しています。馬体重は520kgです」

10月28日情報
在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
調教内容:週2回屋内坂路コースでハロン15~16秒のキャンター2本、週2回トレッドミルでキャンター、残りの日は軽めの運動
次走予定:未定
担当者
「この中間も坂路調教とトレッドミルで負荷をかけています。ここまで順調に運動を継続することができていますし、中身の方も徐々に良化傾向にあります。もう少し乗り込んでいけば、移動も視野に入ってくると思いますので、この流れを崩さないように進めていきたいですね。馬体重は510kgです」
(※写真・情報はシルクホースクラブHP掲載の情報であり、当ブログは転載の許可を頂戴しています)

8月に右前脚に発症した腱鞘炎により、北海道ノーザンファーム空港に戻され調整されてきたコスタレイですが、なんとか順調に進んでくれているようで安心しました。それでもまだトレセンでのゲート試験も受かっていない身ですから、この後も至極順調に進んでもらいたいところです。

天皇賞(秋)
先週の菊花賞は◎ヴェローナシチー12着惨敗で、また菊の舞台から突っぱねられました。またいつかあの舞台へ という思いです。
さて天皇賞(秋)にはコスタレイの半兄ダノンベルーガ(ハーツクライ産駒)が出走します。新馬~共同通信杯連勝で挑んだ春のクラシック 皐月賞・ダービーでも重い印を打って応援しましたが共に4着。それでも当時はまだ体質が弱く、思うような調整ではなかったなかでの結果と受け止めています。今回はその当時よりも踏み込んだ調整に感じますから、先着を許した同じ3歳勢イクイノックス・ジオグリフにはしっかりと借りを返して先着してもらいたいと応援します。新馬~共同通信杯でのパフォーマンスを信じて ◎ダノンベルーガ。
  


Posted by 函館レーシングクラブ代表 at 13:03【シルクホースクラブ】コスタレイ

2022年08月13日

コスタレイ (コーステッドの20) 8月12日近況~ 一口馬主 シルクホースクラブ出資馬



コスタレイ

2歳 牝馬
父 ドゥラメンテ
母 コーステッド
母父 Tizway
美浦 池上昌和厩舎
生産 ノーザンファーム

4月1日情報
在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン15~17秒のキャンター1~2本、残りの日は軽めの運動
担当者
「この中間には周回コースとトレッドミルに止めてリフレッシュ期間を設けていましたが、現在は坂路コース主体の調教メニューで乗り運動を行っています。坂路ではハロン15秒ペースまで進めていますが、終始手応えも良く、余裕を持って動くことが出来ています。ここまで段階を踏みつつ全体的な調教量を増やして心肺機能を高めてきたことが、少しずつ実を結んできている印象ですね。とは言え、まだまだ成長途上でもあるため、今後についても馬の状態を見ながら乗り込みを継続していき、さらなる成長を促していきたいと思います」馬体重497kg

4月15日情報
在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
調教内容:週4回屋内坂路コースでハロン15~17秒のキャンター1~2本、残りの日は軽めの調整
担当者
「この中間も坂路コース主体の調教メニューで乗り運動を行っています。坂路ではペースに慣れてきたことで、これまでの動きと比べても、余裕を持って登板することが出来ています。周回コースでもリラックスして走ることが出来ていて、フットワークも安定していますし、体力もしっかり付いてきていますね。脚元や体調面についても問題なく、ここまで順調に進めることが出来ています。馬体についてはまだ良化途上なので、これからの成長に期待したいですね。走りのバランス等も考慮すると、調教メニューについては依然として調整が必要ですが、焦らずに馬の成長曲線に合わせたメニューを組んでいきたいと思います」馬体重489kg

5月1日情報
在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
調教内容:週4回トレッドミル、残りの日は軽めの調整
担当者
「この中間も坂路コース主体で乗り運動を行っていましたが、先月下旬よりリフレッシュ目的でトレッドミル中心のメニューで進めています。運動負荷が高まっても馬体重は増えていますし、体調面は良好です。もう少しトモに幅が出てくれば、より競走馬らしいフォルムになると思いますので、騎乗運動の際には後躯を使った走りを意識しています。調教には元々前向きなタイプですが、ここ最近は体力が付いて動けるようになったこともあり、坂路の入り口から躍動感のあるキャンターで登坂してくれています。今後も動きの質を高めることに重点を置いて進めていきたいと思います」馬体重491kg

5月15日情報
在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン15~17秒のキャンター1~2本、残りの日は周回コースで軽めのキャンター2,500m
担当者
「リフレッシュ後、すぐに乗り運動を再開しています。すでにハロン15秒ペースに戻しており、毎日のように乗り運動を行っています。負荷を高めていますが、馬体重の増減は安定しており、馬体は引き締まって見映えのする体に成長してきました。課題としていたトモの筋肉も後肢を意識した運動により腰回りに張りが出てきましたので、この運動を継続できればもう一回り成長してくれそうです。坂路コースでの息遣いや手応えも良く、ペースを上げようと思えば、すぐにでも上げられる状態ですよ。これからも動きの質を意識しながらも、力強さをさらに身に付けていけるように、後肢を意識した騎乗を継続していきます」馬体重494kg

6月1日情報
在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
調教内容:週4回屋内坂路コースでハロン15~18秒のキャンター1~2本、残りの日は軽めの調整
担当者
「疲れが出る前にリフレッシュを挟みながら、ハロン14秒ペースに迫るくらいのタイムを出しています。この中間で大きく変わったことは、蹄鉄を履かせたことでトモのグリップが利くようになり、トビの大きな走りをするこの馬にとってはかなり動きの質が高まりました。走りに躍動感が生まれて時計以上に力強さとスピードを感じますから、これを継続できれば今月中にも移動の目途が立てられそうですよ。ただ、まだ体を持て余しているような走りをしていますし、本当に良くなってくるのは先ではないかなと思っていますので、成長曲線に合わせて引き続き進めていきたいと思います」馬体重502kg

6月15日情報
在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
調教内容:週5回屋内坂路コースでハロン14~16秒のキャンター1~2本、残りの日は軽めの調整
担当者
「今月上旬から坂路コースでの乗り込みを強化して、登坂回数を増やしただけでなく、ペースもハロン14秒まで上げました。前回もお話をした通り、動きの質がかなり高まってきたことで、ペースを上げても難なく対応してくれていますね。負荷を掛けているので体は引き締まってきましたし、持て余す感じもそれほど気にならなくなりました。それでも、もう一段階心身共に成長してくるとさらに動けるようになってきそうな感じはしますし、兄のダノンベルーガもデビュー戦は11月だったように、こちらも早めからどんどん使っていくようなタイプでは無いですから、焦らずに進めていきたいと思います」馬体重494kg

7月1日情報
在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
調教内容:週4回屋内坂路コースでハロン14~16秒のキャンター1~2本、残りの日は軽めの調整
担当者
「ハロン14秒ペースを取り入れたことで、腹回りがシュッとしてきた部分はあるものの、飼い葉を食べる量が減ってきた訳ではありませんし、どちらかと言うと上に伸びたことでその印象が強くなりました。体を持て余して走っている感じもなく、動きもしっかりとしてきましたが、乗り手の話では、『スパッと切れるタイプでは無くて広いコースで長く脚を使うタイプではないかな』とのことでした。半兄のダノンベルーガも東京で結果を残しているように、本馬もそのイメージを持っています。なお、先月の移動も考えていましたが、もう少しこちらで乗り込んでいった方が良さそうですので、成長曲線をよく見ながら再度移動のタイミングについて検討していきます」馬体重494kg

7月15日情報
在厩場所:15日に美浦・池上昌和厩舎へ入厩
調教内容:
空港担当者
「引き続き速めのペースを取り入れながら坂路主体で調教を進めていましたが、軽やかな動きを見せているものの、併せ馬を行うと少し気持ちが入り過ぎる時がありましたし、その辺りは特に気を配っていました。ただ、全体的にバランスの良い馬で、馬体を上手く使って走ることが出来ていましたし、春過ぎから特にこの馬のトビの大きさを活かせるようになりましたから、動きに迫力が増して乗り手の評価は月毎に上がってきた1頭です。なお、池上昌和調教師より近々入厩させると連絡ありましたので、今週月曜日にこちらを発ちました。馬体重502kgでした」

7月20日情報
在厩場所:美浦トレセン
調教内容:ゲート練習
池上昌和調教師
「先週末に無事にこちらへ入厩しています。牧場サイドからは血液検査でスクミの数値が少し高めに出ることがあったと聞いていますから、こちらでもよく注意していますが、全休日明けの昨日も特にそういった症状は見られませんでした。まずはトレセンの環境に慣らしつつ進めており、今日からはゲート練習もスタートしていますが、馬の気配を含めて特に問題は無さそうですから、このまま本格的なゲート練習へ入っていくことが出来そうです。最新の計測で馬体重は485kgと牧場在厩時より10kgほど減っているものの、健康状態に問題はありません。飼い葉食いはあまり積極的では無くて2割くらい残していますが、環境や飼い葉が変化したことによる影響も多少はあるでしょうし、牝馬ということを考えると、これくらいは許容範囲内だと思います」

7月27日情報
在厩場所:美浦トレセン
調教内容:ゲート練習
池上昌和調教師
「この中間はゲート練習を中心に調教を行っています。ゲート入りで少し渋ることがありますが、それ以上は悪さをすることは無く、納得するとちゃんと入ってくれるので、大きく問題になるほどではありません。出の方も捌きが硬いですし、頭が高めのフォームで突っ張った感じの走りになってしまうことから、それほどスッとスピードに乗って行ける感じでは無いものの、ゲート試験を検討していけるレベルにはありますから、今週中にも練習がてら試験を受けてみる方向で考えています。スクミの症状は特に見せていませんし、飼い葉も遠慮がちではあるものの、食いが落ちることは無いことから、馬体重は485kgと先週と同じ数字をキープ出来ています」

8月4日情報
在厩場所:美浦トレセン/5日に福島県・ノーザンファーム天栄へ放牧予定
調教内容:軽めの調整
池上昌和調教師
「先週試しにゲート試験を受けてみたのですが、発馬が遅かったため残念ながら不合格になってしまいました。その後もゲート練習を中心に調整を進めていたものの、今週に入り右前脚の繋ぎに腫れが出て来てしまいました。歩様には出していないものの、しばらく様子を見ていても腫れが引いてこない状況だったことから、獣医師に詳しい検査を行ってもらったところ、腱には特に異常は見られないということで、とりあえずは安心しました。ただ、腱鞘液が溜まってしまっている状況で、おそらくトモに緩いところがあり、ゲート練習を進めていく中で前脚に負担が掛かってきてしまったのでしょう。出来ればゲート試験に合格してから楽をさせたかったところですが、場所が場所なのでこのまま進めていくには不安がありますし、一旦放牧に出してケアしてもらうことにしました」

8月12日情報
在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄/14日に北海道・ノーザンファーム空港へ移動予定
調教内容:ウォーキングマシン
次走予定:未定
天栄担当者
「こちらに戻って来て状態を確認しましたが、厩舎サイドから聞いていた右前脚には腫れが見られますね。こちらの獣医師にも詳しく調べてもらったところ、やはり腱鞘液が溜まってしまっているようで、腱鞘炎の診断でした。場所的にしっかりと治してから進めていった方が良さそうですから、明日こちらを出発して北海道へ戻す予定となっています。馬体重は502kgです」

(※写真・情報はシルクホースクラブHP掲載の情報であり、当ブログは転載の許可を頂戴しています)


想定していたより早い時期となった入厩のアナウンスでしたが、ゲート試験合格はならず、おまけに腱鞘炎での一頓挫での北海道戻り。生き物相手ですからなかなか思うようには進まない世界ではありますが、元々、早期での始動は無いだろうと考えていましたから、この期間をじっくり成長期間に充ててパンとして戻ってくれればと思います。

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Posted by 函館レーシングクラブ代表 at 14:31【シルクホースクラブ】コスタレイ

2022年03月19日

コスタレイ (コーステッドの20) 3月1日近況~ 一口馬主 シルクホースクラブ出資馬



コスタレイ

2歳 牝馬
父 ドゥラメンテ
母 コーステッド
母父 Tizway
美浦 池上昌和厩舎
生産 ノーザンファーム

2月1日近況
在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
調教内容:週2回屋内坂路コースでハロン16~17秒のキャンター2本、週3回屋内坂路コースでハロン18秒のキャンター1本と周回コースで軽めのキャンター2,500m、残りの日は軽めの調整
担当者
「この中間も坂路コースでの乗り込みを中心に進めていますが、周回コースでの運動日にも坂路をハロン18秒ペースで1本登坂するようにしており、これまでと比べて全体的な調教量を増やしつつ進めることが出来ています。そういった中でも、飼い葉食いや脚元に問題はありませんし、体重が増えて来ているように少しずつ必要な筋肉も付いてきているのかなと感じます。坂路ではハロン16秒ペースでも、息遣い・手応え共に段々と良くなってきていますが、まだ後ろが良化途上なことからハミにモタれてくることがあるので、周回コースでのキャンターでしっかりとバランスを整えるように意識しています。今後は馬の状態に合わせながら、ハロン15秒ペースも交えつつ進めていければと考えています」馬体重485kg




3月1日近況
在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
調教内容:週5回屋内坂路コースでハロン16~18秒のキャンター1~2本、残りの日は軽めの調整
担当者
「この中間はトレッドミルとウォーキングマシンのメニューのみのリフレッシュ期間を設けましたが、現在は先月に引き続き坂路コースでの乗り込みを中心に全体的な調教量を増やしつつ、メニューに順応させながら進めています。坂路での動きはハミにモタレる部分がだいぶ良化してきたことで、走りが安定してきました。ただ、捌きがまだ硬いことから、前脚がもっと高く上がるようになり、掻き込む力が付いてくればさらに良くなってくると思います。馬体面については、少し飼い葉食いが落ちた時期もありましたが、現在は回復してきていますし問題ありません。今後についても馬の様子をしっかり確認しながら、上手く成長を促していきたいと思います」馬体重491kg
(※写真・情報はシルクホースクラブHP掲載の情報であり、当ブログは転載の許可を頂戴しています。)


ドゥラメンテ産駒のコーステッドの20 馬名がコスタレイに決まっています。
コスタレイは焦らず立ち上げられているという進捗状況ですが、相変わらず無駄の少ない馬格で、品のある好馬体で推移している様子です。ノーザンファーム空港での坂路調教の動画でも、馬格を活かした大きめのストライドで走れており、父ドゥラメンテから強い筋力が上手く伝わって速い回転が出来れば上級クラスでの活躍が期待できそうです。半兄ダノンベルーガは2連勝で出世レースの共同通信杯も勝ちましたから、コスタレイの成長を楽しみに待ちたいと思います。

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Posted by 函館レーシングクラブ代表 at 10:18【シルクホースクラブ】コスタレイ

2022年01月04日

コーステッドの20 (父 ドゥラメンテ) 1月3日近況~ 一口馬主 シルクホースクラブ出資馬



コーステッドの20

2歳 牝馬
父 ドゥラメンテ
母 コーステッド
母父 Tizway
美浦 池上昌和厩舎
生産 ノーザンファーム

2021年12月1日近況
在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
調教内容:週2回屋内坂路コースでハロン16~18秒のキャンター2本、残りの日は周回コースで軽めのキャンター2,500m
担当者
「引き続き屋内坂路コースと周回コースを併用しながら順調に乗り込んでいます。体力が付きハロン17秒に余裕を持って対応することが出来ていることから、この中間からハロン16秒に近いところまで脚を伸ばしています。先月はやや体調のバイオリズムが下降気味でしたが、そこを乗り越えて心身共に成長してきたことで、ゆったりと走れるようになってきていますよ。走りに力みが取れてきたことで、ストライドも伸びて体全体をしっかりと使ったフォームで動けるようになってきたように感じますね。また、馬体面ではようやく食べたものが実になってきて、馬体に幅が出てきました。ここ最近は気温が下がりつつありますが、冬毛は出て来ているものの新陳代謝は良く、状態面は先月よりも確実に上向いてきています。変わらず飼い葉食いは安定しているので、この状態を維持してトレーニングを積んでいければ、さらに馬体に幅が出て来そうですよ。今後も体調面に注意しながら、負荷を高めて心身共に鍛え上げていきたいと思います」馬体重483kg

2022年1月3日近況
在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン16~17秒のキャンター1~2本、残りの日は周回コースで軽めのキャンター2,500m
担当者
「この1ヶ月でペースそのものに変わりはないですが、動きは確実に良くなってきていますね。これまではトビこそ大きかったものの、前後のつながりが甘くて走りがバラバラになってしまっていた印象でした。それが最近は背腰やトモがしっかりとしてきたことで、馬体を上手く使えるようになりましたし、良いバランスで走れるようになってきました。また、大きな怪我なくここまで乗り込めたことで力は付けてきている一方で、全体的に疲れが溜まってきた感じでしたから、先月下旬にはリフレッシュを兼ねて少し休みを挟みました。飼い葉は厩舎で一番食べるくらいですし、日頃の疲れはリセットされたのかなと思います。今後は周回コースでの調教も引き続き行いつつ、もう少し体力を付けながら進めていければと考えています」馬体重472kg
(※写真・情報はシルクホースクラブHP掲載の情報であり、当ブログは転載の許可を頂戴しています。)


こちらも期待のドゥラメンテ産駒 コーステッドの20。相変わらず順調そうで、時計的にもサトノオニキスの20より一歩進んだ内容です。
半兄 ダノンベルーガ(ハーツクライ産駒)が、11月21日のメイクデビュー東京 芝2000mで、オッと思わせる強い内容でデビュー勝ちを決めていました。2番仔の本馬にも期待がかかるところです。


コーステッドの20は、12月11日撮影の3頭併せの動画が更新されていますが、時計的には16秒前半~15秒後半でまとめておりこの時期にしては上々だと感じています。併走相手に手応え(劣勢)や、先着されているといった心配内容もあるのですが、個体の進捗状況の違いもあるでしょうし、見た感じでは鞍上の体重差もあるはずですから、次回以降の動画での手応え等にも注目していきたいですね。楽しみな1頭です。

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Posted by 函館レーシングクラブ代表 at 09:35【シルクホースクラブ】コスタレイ