HAKODATE-RACING-CLUB

2022年11月30日

リアグラシア (リアアントニアの19) 11月30日近況~一口馬主 シルクホースクラブ出資馬



リアグラシア

3歳 牝馬
父 キングカメハメハ
母 リアアントニア
母父 Rockport Harbor
美浦 木村哲也厩舎
生産 ノーザンファーム

10月28日情報
在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
調教内容:週2回坂路コースで14-14、週1回15-15、残りの日は軽めの調整
次走予定:未定
天栄担当者
「今週は坂路コースでの調教に移行しています。ハロン15秒を経て、現在はハロン14秒まで脚を伸ばしていますが、動きはしっかりとしていますね。以前骨折した両前膝を含めて疲れが出て来ることは無いですし、この調子で負荷を強めていければと思います。馬体重は508kgです」

11月4日情報
在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
調教内容:週1回坂路コースで14-13、週2回14-14、残りの日は軽めの調整
次走予定:未定
天栄担当者
「今週から週3回の坂路入りの内、1回は終いハロン13秒まで脚を伸ばしています。ペースアップ後もしっかりとした手応えで登坂できており、前走の疲れは感じさせませんね。このまま緩めないようにしっかりと負荷を掛けながら乗り込んでいきたいですね。馬体重は508kgです」

11月9日情報
在厩場所:9日に美浦トレセンへ帰厩
調教内容:
次走予定:未定
木村哲也調教師
「9日の検疫でこちらへ帰厩させていただきました。まずはよく心身の状態を確かめまして、問題無ければ明日から乗り出しを開始いたします。骨折経験のある馬ですし、具体的な予定に関しては、調教での動きや脚元の状態を見ながら検討したいと思います」

11月16日情報
在厩場所:美浦トレセン
調教内容:16日に南Wコースで時計
次走予定:11月26日の東京・芝1,600m
木村哲也調教師
「先週末に帰厩後1本目の追い切りを坂路コースで行い、前半ゆっくりと入って、ラスト2ハロンを14-13で終えています。その後も脚元等に問題はありませんでしたので、16日に南Wコースで追い切りを課しており、6ハロン84秒くらいの時計で終えています。プレッシャーの掛かる場面ですとラチを頼りに行く等、気性面に課題を残している馬なので、単走での追い切りを選択したのですが、この馬なりには気分良く走っていて動きはまずまずと言ったところでしょう。前走から大きな上積みは無いものの、体調面はここまで良好ですし、この感じであれば来週のマイル戦へ向かいたいと思います」

11月24日情報
在厩場所:美浦トレセン
調教内容:23日に南Wコースで時計
次走予定:11月26日の東京・芝1,600m〔C.ルメール〕
木村哲也調教師
「今週の競馬になりますから、先週末はいつもより負荷を掛けた調教を課しています。20日に坂路コースで53秒台の時計を出しており、ラスト1ハロンは11.9秒を示したように、しっかりと良い脚を使うことが出来ました。そして、23日に南Wコースで最終追い切りを行い、道中はリアグラシアが3頭併せの一番後ろを追走して、直線では内目から伸びてくると、最後は今週デビュー予定のオールマイデイズとは同入、障害オープン馬のブレッシングレインには1馬身ほど先着して終えています。勝った前走と比較しても動きに関しては変わらないですし、その点は良いかなと思うものの、段々と気の悪さが増してきていますので、パドックや返し馬で難しさを見せないと良いのですが・・。ただ、前走もそうした不安がある中でレースでは何とか我慢することが出来ていて、終いもしっかりとこの馬の脚を使えましたから、昇級初戦になりますが格好は付けられると思います。なお、鞍上はルメール騎手で出馬投票しています」

11月28日 レース結果
11/26(土)東京12R 3歳上2勝クラス〔芝1,600m・13頭〕優勝[1人気]

木村哲也調教師
「おめでとうございます。リアグラシアの場合は精神面をいかに損ねず競馬に持って行けるかが大事になってきますから、その点を意識して調整を進めてきました。特に調教メニューは日によってメリハリを付けるようにし、時計を出さない日には出来るだけ精神的に追い詰めてしまわない様に心掛けて調整を行っていました。パドックでは大人しく歩けていましたし、返し馬にもスムーズに入って行くことが出来たものの、馬運車の中ではテンションが上がってしまっていましたから、その点は今後も気を付ける必要があるのかなと感じています。レースでは上手く良いポジションに収まりましたし、直線でも鞍上のゴーサインにしっかりと応えてくれて、気持ちを切らさず走り切ってくれたので良かったです。C.ルメール騎手は、『良い形で直線に向くことが出来ましたし、追い出すとしっかりとハミを取ってくれて、良い脚を使ってくれました。今日は完勝でしたし、クラスが上がってからも楽しみです』と話していました。この後はトレセンに戻ってからの状態を見て、どうするか検討させていただきたいと思います」

11月30日情報
在厩場所:29日に福島県・ノーザンファーム天栄へ放牧
調教内容:
次走予定:未定
木村哲也調教師
「先週はありがとうございました。骨折経験のある馬ですし、レース後は脚元を中心によく馬体を確認させていただきましたが、大きなダメージは無さそうですね。しかし、気性的にもフレッシュな状態で使った方が良いタイプのような気がしますし、昨日ノーザンファーム天栄へ放牧に出させていただきました」
(※写真・情報はシルクホースクラブHP掲載の情報であり、当ブログは転載の許可を頂戴しています)


リアグラシアがほぼ1年もの骨折休養期間をしっかり自身の充電期間に充てて、復帰2戦目もキッチリ連勝で決めてくれました。
パドックは前走の周回の方が良く見えたなといった印象でしたが、レースは今回の方が安心して見られた感があります。ひとつだけ、ちょうど1年前と同じジャパンカップ週ということで、時計の出やすい硬い馬場を走って脚元がどうかという心配をしていましたが、今日の木村調教師のコメントを読んでひと安心。今回もプラス体重で勝てたことは良かったとみています。おそらくは、早くても年明け2月の東京開催での3勝クラス挑戦となるのかと予想していますが、ノーザンファーム天栄で過ごす期間もまた充電に充てて、来年も上を目指して頑張って欲しいと思います。


2021年8月15日 2歳未勝利戦 優勝(1勝目)
新潟競馬場 芝1600m 池添謙一騎手
リアグラシア 2歳未勝利戦優勝時記事


2022年10月9日 3歳上 1勝クラス 優勝(2勝目)
東京競馬場 芝1600m 川田将雅騎手
リアグラシア 1勝クラス優勝時記事


2022年11月26日 3歳上 2勝クラス 優勝(3勝目)
東京競馬場 芝1600m C.ルメール騎手


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Posted by 函館レーシングクラブ代表 at 20:43一口馬主全般【シルクホースクラブ】リアグラシア

2022年11月22日

マイスクエアワンの21 (父 ミッキーグローリー)~一口馬主 ノルマンディーオーナーズ新規出資馬



マイスクエアワンの21

牝馬
父 ミッキーグローリー
母 マイスクエアワン
母父 Giant's Causeway
美浦 宮田啓介厩舎
生産 王蔵牧場
2021年4月7日生

ノルマンディーオーナーズクラブの2021年産先行募集の抽選結果が反映されていました。先行募集では青鹿毛のミッキーグローリー産駒 マイスクエアワンの21に4口応募~抽選により1口当選となりました。これまでは口数調整の欄に、口数調整不可のチェックを入れていましたが、今回は入れずに1口当選。この馬の成長を見守りたいと思います。

10月31日近況
ノルマンディーファーム在厩
現在は夜間放牧と並行して馬場1周と坂路1本(ハッキング)のメニューで調整しています。
担当者コメント
「先月下旬でえりも分場での昼夜放牧を終えて、こちらに移動してきました。すでにひと通りの馴致をクリアし、今は馬場と坂路を併用しながら徐々に調教を進めています。騎乗するとまだ敏感な一面も見せますが、いざ馬場に出ると前向きさがありますし、見た目の印象どおり力強さもあります。ただ、今のところは前脚に頼った感じの走りなので、トモもしっかり使えるように鍛えていきます」
馬体重 486kg
(写真・情報はノルマンディーオーナーズHP掲載のものであり、当ブログは転載の許可を頂戴しています)

父 ミッキーグローリーは2歳8月のデビュー戦時に500kg~6歳の関谷記念優勝時には馬体重554kgあった大型のディープインパクト産駒でした。本馬も4月産まれながら既に486kgという恵まれた馬体の持ち主。現状では胴が長く映りますが、この先の成長で亀甲が抜けてくれば、青鹿毛というのも手伝い、見栄えのする馬体になってくるのではないかと期待しています。29頭と少なめの父 ミッキーグローリーの初年度産駒ですが、初年度産駒の代表馬となれるよう成長して欲しいと願ってます。ご一緒の皆様よろしくお願いいたします。
  


Posted by 函館レーシングクラブ代表 at 18:16一口馬主全般【ノルマンディーOC】ベルイストワール

2022年11月15日

マルベリーシチー (ベルミュールの20)11月15日近況~一口馬主 友駿ホースクラブ愛馬会出資馬



マルベリーシチー

2歳 牡馬
父 サトノアラジン
母 ベルミュール
母父 キングカメハメハ
栗東 橋口慎介厩舎
生産 桑田牧場

10月25日近況
先週、トレセンに帰厩しました。
橋口師
「帰厩後も異常はないので先週の日曜日にウッドコースで古馬の2勝馬と併せて馬なりに4F52.7-37.7-12.4で追い切りをかけました。動きはスムーズで、短期放牧の間も緩めずにしっかりと乗られていたようです。今週も追い切りをかけて再来週の競馬に備えたいと思います。馬体もいい状態をキープできています。出走まで3週ほどありますので徐々にピッチを上げて態勢を整えていきたいと考えています。問題なく阪神の新馬戦に権利が取れていい競馬をしてくれることを期待したいと思います」

11月1日近況
トレセンで調整しています。
橋口師
「先週はウッドコースで古馬と併せて強めに追い切りをかけました。古馬の前をコンマ6秒ほど先行してコンマ3秒先着しています。坂路ではトモに非力な面があるのでもう一息でしたが、馬場ではいい動きをしています。徐々にトモがしっかりとしてきていますので、日ごとにフォームが改善されています。まだ追い切りは週末と合わせて3本ほどですので、今週と来週追い切りをかけて仕上げたいと思います。入厩した時はゲート試験中心で動きは良化途上でしたが、帰厩後は心身とも成長が見られいい感じになってきました」

11月8日近況
今週の出走を予定していますが、最終的には追い切りの動きと状態を見て決めます。
橋口師
「先週はウッドコースで新馬と併せて追い切りをかけました。相手の新馬があまり動くことが出来ず終いは離れてしまいましたので、もっと相手が動けば終いは12秒を切ったと思います。追い切りを行うごとに身体のバランスが良くなり、走行フォームも入厩時に比べると格段に改善されています。出走については予定通り今週のマイル戦に横山武史騎手で登録したいと思います。当初は早めに競馬が出来るかと思いましたが、馬体に良化の余地があったためじっくりと進めましたのでこの時期になりました。いい競馬を期待しています」

11月15日近況
先週の阪神新馬戦はスタートすると外から内に進路を取ってハナに立ち、そのまま後続を引き寄せて進めていきます。その後直線に向くと後続を引き離しにかかりましたが、ゴール前で交わされてしまい5着となりました。
橋口師
「スタートして抑えて行きたいところでしたが、左側にもたれてしまい、そのままでは折り合いを欠くと乗り役が判断してハナに立ったようです。ゴール前もそのようなところがありましたが、何とか掲示板に残してくれました。内容から1400mあたりでもいいように思いますが、レース後の様子を見たいと思います。次走については状態を見て検討したいと思います」


先週土曜日の阪神芝1600m戦、鞍上横山武史でデビューしたマルベリーシチーは、勝ち馬エンファサイズから0.8秒離された5着でした。次走は距離を詰めることも検討するとの事ですが、個人的にはこの馬はダート馬だと思って出資しましたので、ダート替わりの一戦をを楽しみに待ちたいと思ってます。レースをみた感じだと、もうひと成長欲しい感じですが、今回の先行策がダート戦でも活きてくるはずと睨んでます。
  


Posted by 函館レーシングクラブ代表 at 20:13一口馬主全般【友駿ホースクラブ愛馬会】マルベリーシチー

2022年11月14日

テルツェット (ラッドルチェンドの17) エリザベス女王杯結果~一口馬主 シルクホースクラブ出資馬



テルツェット

5歳 牝馬
父 ディープインパクト
母 ラッドルチェンド
母父 Danehill Dancer
美浦 和田正一郎厩舎
生産 ノーザンファーム

11月13日 (日)阪神11R エリザベス女王杯(GⅠ)〔芝2,200m・18頭〕12着[16人気]

和田正一郎調教師
「トレセンに居る時の体重が440kgを超えるくらいで推移していましたので、阪神競馬場までの輸送があったとしても、イレ込まなければ前走と同じくらいか少し増やして出せると思っていましたから、目論み通りの体重で出走は叶ったかなと思います。また、寒くなってきてやや毛は長かったかもしれませんが、池添騎手も跨った時に言っていたようにコンディション自体は良かったですから、自信を持ってレースへ向かえました。返し馬はいつも通り先出しで臨んだものの、この馬にしては雰囲気が良かったですし、実際にレースでも良い形で進められたとは思います。3コーナーでは一瞬オッと思わせる場面もあって、直線で弾けてくれればというところまで来ましたが、最後は距離なのか勝ちに行った分なのか止まってしまいました。けれども、着順以上に内容は良かったですし、決して悲観することはありません。池添騎手は『ひと雨降った方がチャンスがあると考えていましたし、返し馬の雰囲気からもこれは一発あるなと思っていたので、勝負所では早めに上がって勝ちに行く競馬を試みました。上手くいったと思ったのですが・・』と残念そうに話していました。まずはトレセンへ戻って心身の状態を見てから、今後について決めさせてください」
(※写真・情報はシルクホースクラブHP掲載の情報であり、当ブログは転載の許可を頂戴しています)

出走記事では三度目と誤ってましたが、テルツェットの4度目のG1挑戦も悲願ならず。
スタミナ比べとなる、宝塚記念と同舞台ですから厳しいとは承知してましたが、惨敗とはいえ、いい競馬を魅せてくれました。さすが勝負に行けるジョッキー 池添謙一騎手。直線に向いた辺りまでは夢を見ました。最後はやはり舞台設定でしょうか。2桁着順ですが立派な競馬内容だったと評価しています。テルツェットも目一杯走ってくれました。そして 無事で がなによりです。
間隔を詰めて使えないことからも、和田調教師のコメントでも今後については明言していませんが、「行けるならもう一丁」 という気持ちと、「ゆっくり繁殖の準備を」 という気持ちが交差しているのが正直なところです。

『自信を持ってレースへ向かった』

和田正一郎調教師のコメントに胸が熱くなりました。ありがとうございました。



2019年12月7日 デビュー戦勝利(1勝目)
テルツェット デビュー戦 勝利時記事



2020年8月15日 村上特別優勝(2勝目)
テルツェット 村上特別 優勝時記事



2020年11月1日 国立特別優勝(3勝目)
テルツェット 国立特別 優勝時記事



2021年1月31日 節分ステークス優勝(4勝目)



2021年4月3日 ダービー卿CT優勝(5勝目)
テルツェット ダービー卿CT 優勝時記事



2021年8月1日 クイーンステークス優勝(6勝目)
テルツェット クイーンステークス 優勝時記事


2022年7月31日 クイーンステークス優勝(7勝目)
テルツェット クイーンステークス 優勝(連覇)時記事



2019年4月 ノーザンファーム空港見学記事
http://horse.hama1.jp/e1575888.html


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Posted by 函館レーシングクラブ代表 at 20:44一口馬主全般【シルクホースクラブ】テルツェット

2022年11月10日

テルツェット (ラッドルチェンドの17) エリザベス女王杯出走~一口馬主 シルクホースクラブ出資馬



テルツェット

5歳 牝馬
父 ディープインパクト
母 ラッドルチェンド
母父 Danehill Dancer
美浦 和田正一郎厩舎
生産 ノーザンファーム

10月27日情報
在厩場所:美浦トレセン
調教内容:26日に南Wコースで時計
次走予定:11月13日の阪神・エリザベス女王杯(GⅠ)〔池添謙一〕
和田正一郎調教師
「26日に南Wコースで追い切りを行いました。帰厩後初時計になりますし、単走で5ハロンから70-40くらいを目安にサッと脚を伸ばす形を採っています。本格的な追い切りを開始したばかりなので仕方ありませんが、まだ動きにはピリッとした感じが欠けてしまっていますね。ただ、馬なりのまま楽に走り切ることが出来ていましたし、今後ピッチを上げていけそうな動きではありましたよ。運動中は所々テンションの高さが目に付くので精神面にも気を付けて進めていく必要があるものの、馬体の張りは良好で体調面は良さそうですし、前回調整時に痛みが出た蹄の状態も今のところ安定しています」

11月2日情報
在厩場所:美浦トレセン
調教内容:2日に南Wコースで時計
次走予定:11月13日の阪神・エリザベス女王杯(GⅠ)〔池添謙一〕
和田正一郎調教師
「先週の動きはまだピリッとしていませんでしたが、馬体面は問題無かったので、先週末にも南Wコースで追い切りを行いました。外目を良い雰囲気で走ることが出来ていましたし、少しずつ良化してきましたね。今週は2日に南Wコースで1週前追い切りを消化しており、道中は前に攻め駆けするオープン馬のウインシャーロットを置き、テルツェットがそれを見ながら、最後は馬体を並べて終えています。普段はややテンションの高いところが見られるものの、今朝に関して言えば、馬場入りから平常心を保つことが出来ましたし、道中の折り合いもこの馬なりには付いていました。トモがパンとしてくると終いは弾けそうで、調教後の息遣いもフーフーと言っていたので、まだその辺りの良化の余地は残しているものの、このひと追いで大きく変わり身を見せてくれると思います。来週は阪神競馬場までの輸送もありますから、それを踏まえてメニューを組み立てていきたいと思います」

11月9日情報
在厩場所:美浦トレセン
調教内容:9日に南Wコースで時計
次走予定:11月13日の阪神・エリザベス女王杯(GⅠ)〔池添謙一〕
和田正一郎調教師
「1週前の追い切りでは攻め駆けする馬を前に見せながら、終いはしっかりと脚を伸ばして負荷をかけることが出来ましたし、先週末は無理せず坂路でサラッと追い切りました。そして、今週は9日に南Wコースで併せて追い切りを行い、道中はテルツェットが前の馬を見ながら進め、直線に入ってからはスッと交わして2馬身ほど先着する形で終えています。レースでも騎乗予定の池添騎手に跨っていただきましたが、『先生から先週の追い切りでは少し瞬発力が物足りないと聞いていたのでそこは意識して乗りましたが、反応や終いの伸びは良かったですね。良いリズムで追走することが出来ていましたし、状態は良さそうです』と好感触を持ってもらえました。先週掛けた負荷が丁度良かったのか、こちらが思っていたよりも力強さが増して、グンと良化した印象でしたし、馬体重も440kgを超えるくらいで推移していますから、阪神競馬場までの輸送を踏まえても前走と同じかそれ以上で出走させられそうですね。距離に関してはベストでは無いと思いますが、昨年は流れが不向きだったことで不発に終わってしまったものの、血統的にもこなせるはずですし、それに最近は折り合い面がスムーズですからね。あとは当日テンションが上がらないようであれば、良い結果を残せると信じています」
(※写真・情報はシルクホースクラブHP掲載の情報であり、当ブログは転載の許可を頂戴しています)

テルツェット
今週日曜日のエリザベス女王杯が現実的にラストランとなるのでしょうか。そう考えると寂しい気持ちが強いですが、まずは三度目のG1挑戦に向けて精一杯頑張ってきて欲しいと願ってます。
今年のメンバーは昨年より強敵が多いと感じていますし、やはりタフなレースになる阪神競馬場の内回り2200mも、テルツェットにとって実際は厳しい条件かとは思ってます。それでも続けて手綱をとってくれる "勝負に行ける" 池添謙一騎手騎乗は魅力。まずは無事に。目一杯テルツェットの能力を出しきってきてくれたらと願ってます。
2歳暮れのデビュー戦を昨日のように思い浮かべながら、テルツェットのラストランを静かに応援したいと思います。



2019年12月7日 デビュー戦勝利(1勝目)
テルツェット デビュー戦 勝利時記事



2020年8月15日 村上特別優勝(2勝目)
テルツェット 村上特別 優勝時記事



2020年11月1日 国立特別優勝(3勝目)
テルツェット 国立特別 優勝時記事



2021年1月31日 節分ステークス優勝(4勝目)



2021年4月3日 ダービー卿CT優勝(5勝目)
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2021年8月1日 クイーンステークス優勝(6勝目)
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2022年7月31日 クイーンステークス優勝(7勝目)
テルツェット クイーンステークス 優勝(連覇)時記事



2019年4月 ノーザンファーム空港見学記事
http://horse.hama1.jp/e1575888.html


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Posted by 函館レーシングクラブ代表 at 20:15一口馬主全般【シルクホースクラブ】テルツェット

2022年11月09日

お疲れさま セルフィー (セルフプリザヴェーションの17)~一口馬主 ワラウカド出資馬近況



セルフィー

5歳 牝馬
父 スクリーンヒーロー
母 セルフプリザヴェーション
母父 Lion Heart
栗東 鮫島一歩厩舎
生産 パカパカファーム

10月19日近況
鮫島調教師:レース後に大きな問題はありませんが、少しカリカリとした様子は見せていますので、今週は楽をさせて行きたいと思います。
ハンデという好材料もありましたが、外枠の不利を感じさせない良い走りを見せてくれて、本馬の最後まで頑張る気持ちの強さに改めて感心しました。次走はまだ決まっておりませんが、クラブと相談しながら判断して行きたいと思います。

10月28日近況
アカデミー:先週の土曜日にこちらに到着しています。トレセンでは少しカリカリしていると聞いていましたので、無理をさせずにリラックスさせながら乗っています。単走でトラックをキャンターで2600m乗っています。後半の4Fは18-16で調整しています。今日の調教ではいつもより歩様が若干固く感じたので、この後獣医師に診てもらって必要であれば適切にケアしていきます。来週は状態に合わせて少し時計を出していく予定にしています。飼葉はしっかり食べていますので、様子をしっかり見て進めて参ります。
馬体重488kg

11月1日近況
獣医師のチェックでは少し固さはあるもののコンデションは悪くないとのことでしたので、 本日トレセンに入厩しています。

11月3日近況
栗東坂路 4F | 54.7 - 40.3 - 25.8 - 12.5 |
鮫島調教師:短期リフレッシュで状態は良いまま戻ってきています。メンタル面も少し落ち着きが出ていて、今日の追い切りでも良い雰囲気で登坂できていました。
次走、オーロカップ(11/13 東京 11R、芝1400m)を目指して頑張って行こうと思います。行けるかどうかはわかりませんが、出られることを前提に準備して行きたいと思います。

11月6日近況
セルフィーはオーロカップに向けて調整を進めておりましたが、木曜の追い切り後の金曜日から熱発が続いており、抗生剤などの投与などで今日まで様子を見ておりますが、まだ状態が思わしくなく、残念ながら登録を回避することとなりましたとの連絡が鮫島調教師からありました。
鮫島調教師:追い切り後の熱発からなかなか熱がさがらない状況で、なんとか次のレースに出せるよう手を尽くしてみましたが、ここまでコンスタントに頑張ったこともあってか、なかなか熱が下がり切りませんでした。
期待を頂いていたところ大変申し訳ありませんが、今回の予定していたレースは見送るべきと判断しました。
*今後の予定については、調教師とクラブとで改めて話し合いを持った上で決定して参ります。

11月8日情報
セルフィーの今後について改めて調教師とクラブ関係者とで話し合いました。
現状ですが熱発に伴う消耗が見られており、直近ですぐに回復するのは難しいと見ております。
次に出走の可能性があるのは12月のレースですが、レース出走が確約されない状況にあることを鑑み、残念ながらこのタイミングで本馬を引退させる判断に至りました。
今年に入ってからも7戦を常に全力で戦いましたので、疲労が一気に出たのかもしれませんので、次の大仕事に向けて馬体の回復に専念させたいと思います。

2歳7月のデビュー戦は札幌・芝1800mの7着とほろ苦い結果になりましたが、続く2戦目の芝1200mで2着で入線して本馬の持つ力の一端を見せ、勝ち上がりもそれほど遠くないと思われました。
その後ソエの痛みで出走間隔が空いたものの、3着1回・2着3回と好結果にも関わらずなかなか勝ち上がれない日々が続き、一つ勝つ難しさを感じながら挑んだ7戦目に1番人気に応えて1位入線を果たすことができました。その日は藤沢調教師もよく頑張ってくれましたし、苦労した分しっかり力はついてきているとコメントしてくれたことを昨日のことのように思い出します。

勝ち上がりを決めた後の夏は少しずつ調子を落としはしましたが、コンスタントに走りながら力を蓄え、芝1400mの条件に変えて挑んだレースで2勝目を挙げると、続く2勝クラスも連勝して3勝クラス入りをした時には調教師・厩舎スタッフも嬉しい驚きと共に祝福してくれました。

4歳のレースではなかなか結果が出ませんでしたが、藤沢調教師の引退を機に鮫島一歩調教師に本馬の最後の年の育成を託して、オープン入りを目指すこととなりました。
移籍後の当初はなかなか結果が出ませんでしたが、本馬が期待に応えるようにコンスタントにレースを重ねながら成長を続け、芝1200mに条件を変えた9/3テレQ杯でクラブ初の平地オープン入りを決めてくれました。
鮫島調教師が思った以上に強かったというコメントが示す通り、上がり最速で決めた優勝は本馬が本当に力をつけた証であり、オープンクラスでも活躍を期待できるものでした。

最後のレースとなった信越Sでも3着に入り、見事ブラックタイプホースの仲間入りを果たしたセルフィーは、これまでの在籍馬の中でも群を抜く精神力と健康な馬体で、無事是名馬を体現してくれました。

これまでセルフィーに大きな期待と温かい声援を頂き、誠に有難うございました。
この後中央抹消の手続きを持ってファンド解散とし、セルフィーは栗東近郊で体調を整えた後にパカパカファームに戻って繁殖入りをする予定です。
(写真・情報はワラウカドHP掲載の情報であり、当ブログは転載の許可を頂戴しています)

日曜日の競馬を楽しみにしていたのですが、 "頑張り屋さん" セルフィー が現役を引退し、繁殖入りすることが決定しました。
セルフィーは、字面だけでは大きく着順を落とした時も、競馬内容はドン詰まりであったりと、上位馬とのタイム差は意外と少なく、いつも着順ほど大きく負けたという印象を抱かせなかった馬でした。これまで一口をやってきて、なかなか結果が出なかったスクリーンヒーロー産駒。ここまで来たもんな。たいしたものです。本当にお疲れさま。いいお母さんになってくれることを願ってます。セルフィーありがとう。


2020年6月6日 3歳未勝利戦 優勝(1勝目)
セルフィー 3歳未勝利戦優勝時記事



2020年9月26日 3歳以上1勝クラス 優勝(2勝目)
セルフィー 16番人気優勝時記事



2020年11月28日 3歳以上2勝クラス 優勝(3勝目)
セルフィー 2勝クラス優勝時記事


2022年9月3日 3歳以上3勝クラス テレQ杯 優勝(4勝目)


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Posted by 函館レーシングクラブ代表 at 20:24一口馬主全般【ワラウカド】セルフィー